東京都美術館
会期:2019年2月9日(土)-4月7日(日)
江戸絵画の新たな着眼点として1970年代に発表された辻惟雄氏の著書
“奇想の系譜”に基づき構成された展覧会です。
本編で取り上げられている岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、
長沢芦雪、歌川国芳の6名のほかに、
隠慧鶴、鈴木其一の2名を新たに加え、8名の画家の作品を、
初公開、海外からの里帰り作品を含め厳選して紹介しています。
●「特別展 大妖怪展 鬼と妖怪そしてゲゲゲ」
開催 :2013年 三井記念美術館
サイズ :161ページ 30×22×1.2cm
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ソフトカバー
本展では、日本美術ファン・妖怪ファンの皆様はもとより、
夏休みに家族で楽しめる展覧会として、長い歴史の中で
日本人が表現してきた鬼や妖怪のすがたを、能面・絵巻・
浮世絵・版本といった日本美術の優品でたどるとともに、
現代を代表する妖怪画として水木しげる氏の原画を紹介
します。(あいさつ文)
赤鶴、河鍋暁斎、歌川国芳、月岡芳年、歌川広重ほか、
図版107点カラー掲載。
岐阜県現代陶芸美術館
会期:2018年11月17日(土)-2019年2月24日(日)
フィンランド陶芸を歴史的視点から体系的にまとめられた日本では初めての内容。
1900年のパリ万国博覧会での世界的な評価からはじまり、カイ・フランクなどの現代プロダクトデザインまで北欧らしいナチュラル、スタイリッシュ、独特な作品が楽しめます。
特にアラビア社の製陶所美術部門の活動などを詳しく紹介されていて、
アラビア社に従事した作家の作品をその時代背景にも照らし合わせながら丁寧に解説されています。
「マリメッコ・スピリッツ フィンランド・ミーツ・ジャパン」も同時開催されています。
●「Pieni Piparkakkukirja」
著者名 :Inga Aaltonen,Kristiina Aaltonen
出版社名:Kustannusosakeyhtio Otava
発行年月:2006年
サイズ :112ページ 23×18cm
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ハードカバー
テキスト:フィンランド語
フィンランドのジンジャー・ブレッド・クッキー・レシピ集です。
ハウスやクリスマスツリー、ムーミンなどのクッキーが、
多数カラー掲載されています。
世田谷美術館
会期:2018年11月17日(土)-2019年1月27日(日)
画家でありデザイナー、教育者、また絵本作家などなどさまざまな顔をもつイタリアの
美術家ブルーノ・ムナーリの展覧会です。
大人、子ども隔てなく楽しむことのできるブルーノ・ムナーリの作品を、
20世紀初頭の芸術運動“イタリア未来派”から始まり、
あらゆるジャンルから約300点の作品とともに鑑賞することができます。
●「Bruno Munari Nella Notte Buia In the Dark of the Night」
出版社名:Muggiani Editore
発行年月:1956年 第3刷版
サイズ :52ページ 24×17cm
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ハードカバー
テキスト:英語
パラフィン紙に草木と昆虫を描いた夜明けの牧場、
ベージュのマット紙に穴を切り抜いて洞窟を描いたりと、
ブルーノ・ムナーリによるデザインの傑作絵本。
1956年、ミラノの「Muggiani Editore」発行、第3刷版。
東京国立博物館
会期:2018年10月2日(火)-12月9日(日)
第1部「デュシャン 人と作品」
第2部「デュシャンの向こうに日本がみえる」の2部構成
の展覧会となっています。
第1部では、フィラデルフィア美術館コレクションより、20世紀美術に大きな影響を
与えた美術家マルセル・デュシャンの作品、資料約150点とともに彼の活動の軌跡を
たどっていきます。
第2部では東京国立博物館の日本美術コレクションより、
日本美術中心の展示となっており、展覧会全体を通して西洋のマルセル・デュシャン作品との
違いを鑑賞とともに「考える」ことができる構成です。
●「The Complete Works of Marcel Duchamp」
著者名 :Arturo Schwarz
出版社名:Harry N. Abrams
発行年月:1970年
サイズ :630ページ 31*26cm
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ハードカバー
「The Complete Works of Marcel Duchamp Over 780 Illustrations 75 in Color」
テキスト:英語
マルセル・デュシャンの作品全集、レゾネです。
最初期1902年の水彩から1968年までの作品を780点以上の図版
(うち75点カラー掲載)とともに解説されている630ページある大型本。
水戸芸術館
会期:2018年7月28日(土)?2018年10月8日(月)
彫刻家であり、さらに建築や自然などとの呼応から空間作品を創り出す内藤礼の
過去最大規模の個展です。
今回の展覧会においては自然光のみでの展示され、絵画や彫刻の新作を中心に、
それらがひとつの空間作品としても楽しめる構成になっています。
●「地上にひとつの場所を」
著者名 :内藤礼
出版社名:筑摩書房
発行年月:2002年10月 初版
サイズ :192ページ 28×23cm
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ハードカバー
初期作品「遠さの下、光の根はたいら」から、直島で
のパーマネント・コレクション「このことを」まで、
作家の軌跡とその全貌をダイナミックかつ繊細に表現
する初の本格的作品集。 英文併記。
東京オペラシティアートギャラリー
会期:2018年7月14日-9月24日
彫刻家、画家、デザイナー、造園家など幅広い活躍をした20世紀の芸術家イサム・ノグチの
多彩な作品を紹介する展覧会です。
“身体との会話” “日本との再会” “空間の彫刻 庭へ” “自然との交感 石の彫刻”と、4つの
テーマに分け、約80点の資料からその幅広い活動を紹介しています。
●「イサム ノグチ ある彫刻家の世界 ISAMU NOGUCHI」
出版社名:美術出版社
発行年月:1969年1月 初版
サイズ :269ページ 27×25×4.5cm
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ハードカバー
1968年に発行された自伝の邦訳版です。
幼少のころの日本での生活からアメリカでの様々な作品制作
に至るまでを、多数の作品図版とともに回顧しています。
序文はバックミンスター・フラー。
以下本書の目次より・・・・
ある彫刻家の世界
劇場
生活のなかへ
発明・建築・庭園・遊園地
図版リスト・索引
森美術館
会期:2018年4月25日-
藤森照信が監修する日本建築の歴史を紐解く展覧会。
古代から現代まで日本古来の底流に潜むDNAレベルで考察されています。
木造文化が西洋文化と絡み合いどのように進化したのか。
日本人の日々の暮らし、世界観、自然観からも照らし合わせて考察された内容となっています。
世界を股に掛け活躍する丹下健三、谷口吉生、安藤忠雄、妹島和世などの日本人建築家。彼らが世界に認められる独創的な発想や考え方も合わせて紹介しています。
●「特集 日本の建築空間 新建築 2005年11月臨時増刊」
監修 :青木淳、後藤治、田中禎彦、西和夫、大西大良
出版社名:新建築社
発行年月:2005年11月
サイズ :404ページ 29×22×2.5cm
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ソフトカバー
特集/日本の建築空間
法隆寺西院伽藍
新薬師寺本堂
浄土寺浄土堂
東大寺南大門
東大寺大仏殿
住友ビルディング
旧吉田五十八邸
神奈川県立近代美術館
金沢21世紀美術館 ほか
西和夫/青木淳/後藤治/田中禎彦/西沢大良
21_21 DESIGN SIGHT
会期:2018年2月23日(金)-6月10日(日)
アメリカ出身でフランスを中心に写真家、映画監督として世界で活躍したウィリアム・クライン。
彼が捉えた20世紀の都市の展望と、21世紀の都市を展望するアジアの若手写真家を紹介、対比していく
写真展です。
展覧会の演出は美術評論家、写真評論家である伊藤俊治氏が担当しています。
石川直樹/森永泰弘/勝又公仁彦/沈 昭良/須藤絢乃/TAKCOM/多和田有希/西野壮平/朴ミナ/藤原聡志/
水島貴大/安田佐智種氏と、たくさんの若手写真家の方々も参加。
●「William Klein films」
著者名 :Claire Clouzot
出版社名:Editions Marval
発行年月:1998年 初版
サイズ :120ページ 34×23cm
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ソフトカバー
テキスト:フランス語
トップ・ファッション・フォトグラファー、ウィリアム・クラインの
フィルム/映画作品を紹介するヴィジュアルブックです。
撮影風景やスチールフォト、グラフィックなどが、多数掲載
されています。
Bunkamuraザ・ミュージアム
会期:2018年3月20日(火)-4月18日(水)
昭和初期から活躍した洋画家猪熊弦一郎氏の捉えた「猫」の作品を中心にした展覧会です。
たくさんの猫を暮らした生活のなかで彼の捉えた油彩、水彩、スケッチなど、多くの作風や
表現方法など100点を超える作品を様々な角度から楽しむことができます。
●「ねこ・猫・ネコ リニューアル記念特別展」
開催 :2014年 渋谷区立松濤美術館
サイズ :183ページ 30×21cm
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ソフトカバー
近世以後の猫が描かれた作品を中心に、中国・朝鮮の作品
を含む87点の絵画・彫刻を、カラー掲載しています。
黒田清輝/夏目漱石/堂本印象/猪熊弦一郎/与謝蕪村/
藤田嗣治/司馬江漢/椿椿山/富岡鉄斎/斉白石ほか。堂笑意軒
三重県立美術館
会期:2018年1月4日(木)-3月4日(日)
米国に生まれ、シカゴで写真を学びインターナショナルな視点を持った石元泰博は「桂離宮」シリーズを始め、日本建築の美しさとモダニズムの結びつきを写真という形で見いだしました。
代表作「桂」を中心に石元泰博の作品50点に加え、イサム・ノグチ、丹下健三、三岸好太郎、ル・コルビジェなど、日本の芸術の美を軸に、アーティストや建築家に関連する資料約160点も展示されています。
●「桂 日本建築における伝統と創造」
著者名 :ワルター・グロピウス/丹下健三/石元泰博
出版社名:造型社
発行年月:1960年 初版
サイズ :228ページ 33×28cm
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ハードカバー
函入り
写真/石元泰博
レイアウト・装幀/ハーバート・バイヤー
巻末に英訳有り
この桂の本は、この離宮のいわゆる記録ではないし、まして
歴史家的な研究所でもその年代史的な記述でもない。またこ
の本の写真が示している桂は、現実に存在している桂そのも
のではないだろう。むしろこの本は一人の建築家と一人の写
真家の心象のなかに生きている桂の記憶である。
この桂には、日本の建築の一つの伝統の系譜がその基調をな
している。それはここにふれたように、王朝的文化の伝統で
あるといってよい。それはいわゆる日本的と呼ばれている
ところのものであって、私は広い意味で弥生的なもの、静的
な、平面的な形態均衝をもってあらわれる美的な形式性を
もっていて、そこに主観的情緒的なものが覆いかぶさった
ような性格をもっている、であると思う。
(本文)
以下目次より-----
日本における建築
日本建築における伝統と創造
図版
書院周辺
書院内部
月波楼
松琴亭へのアプローチ
賞花亭 園林堂
笑意軒