東京都美術館
会期:2014年4月19日〜6月22日
生涯にわたり少女の肖像画を描き続けたことで知られるバルテュス。
独自の画風を確立させ、独特な具象絵画の世界を築きあげたバルテュスは
20世紀最期の巨匠として今も多くの人々に愛されています。
この展覧会では、少女を描いた油彩画のほか、素描や愛用品など貴重なコレクションで
バルテュスの創造の軌跡をたどります。
また、晩年の住居「グラン・シャレ」のアトリエが世界で初めて会場に再現され、
バルテュスの創作背景も垣間見ることができます。
ワタリウム美術館
会期:2014年4月22日〜6月29日
オーストリアの思想家シュタイナーは人智学の創始者として知られています。
ヨーロッパ各地で行った講義は6000回にもおよびましたが、その際に内容を
説明するために使用した1000枚の黒板ドローイングは「思考する絵」と呼ばれ
新しいアートとして注目を集めています。
この展覧会では、この黒板ドローイングのほか、建築模型、彼自身がデザインした家具
やランプなど数々の作品を展示し、シュタイナーの思考の軌跡を辿ります。
また、彼に影響を受けた現代美術家・坂口恭平やオラファー・エリアソンなどの作品も
紹介されてます。
●「シュタイナー・建築 そして、建築が人間になる」
著者名 :上松佑二
出版社名:筑摩書房
発行年月:1998年3月 初版
サイズ :319ページ 30×26cm
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豊田市美術館
会期:2014年4月22日〜6月29日
荒木氏自身が近年のさまざまな経験を経て「往生」を意識し始めたことをきっかけに
企画された展覧会です。
60年代に団地の子どもたちを撮影した「さっちんとマー坊」をはじめ、
今まで出会った人々の表情を捉えた「顔」、
朝の空などを撮影した「空景」、自身のガン宣告以降の作品を「道」の章として
構成されています。
写真家アラーキーこと荒木経惟の初期から現在までの作品を一堂に展観する
貴重な内容になっています。
札幌芸術の森美術館
会期:2014年4月26日〜6月15日
篠山紀信が50年以上にわたり撮影してきた有名人のポートレートの中から「写真力」を感じる
作品を約120点選んで展示されています。
会場では、展示スペースに合わせてダイナミックに引き伸ばされた迫力の巨大写真をご覧いただけます。
主な被写体として、ジョン・レノン&オノ・ヨーコ、市川海老蔵、浅田真央、能年玲奈、東日本大震災の
被災者の方々、三島由紀夫、ももいろクローバーZ、山口百恵、吉永小百合など。
●「篠山紀信と28人のおんなたち」
出版社名:毎日新聞社
発行年月:1968年11月 初版
サイズ :36×25cm
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丸山明宏
立川ユリ
スーザン矢口
松岡きっこ
大山デブ子
春川ますみ
コシノジュンコ
麻生れい子
江波杏子
黒柳徹子 ほか
群馬県立近代美術館
会期:2014年4月19日〜6月1日
日本絵画史上最大の画派であり、江戸時代を通して常に画壇の中心であった江戸狩野派。
狩野永徳の孫にあたる狩野探幽は、それまでの江戸狩野派様式を一変させ新しい画風を
確立させた天才絵師として有名です。
しかし、その探幽に尚信、安信という2人の弟がいたことは今まであまり知られていません。
弟・尚信、安信も江戸時代に絵師として活躍し、3兄弟で江戸狩野派の基礎を築きました。
本展では探幽3兄弟の画業を紹介し、それぞれが狩野派成立期に果たした役割を検証されています。
●「宮廷文化の華」
開催 :1993年 宮内庁三の丸尚蔵館
サイズ :68ページ 29×23cm
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平安時代以降から近代にいたる書/絵画/蒔絵調度品など、日本文化
の華やかな伝統を伝える、代々皇室に受け継がれてきた名品を23点。
藤原定家/藤原行成/狩野永徳/狩野探幽ほか。
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富山県立近代美術館
会期:2014年4月19日〜6月1日
世界的なグラフィックデザイナーである永井一正。
60年にもおよぶポスター制作の軌跡をたどる展覧会です。
永井氏は札幌冬季オリンピックをはじめ、数々のシンボルマーク、
ポスターを手がけ、戦後の日本のデザイン界に多大な影響を与えてきました。
本展では、30年以上にわたって描かれた富山県立近代美術館の展覧会ポスターや
「LIFE」シリーズのほか、宇宙を感じさせるような抽象的な作品など約500点の
代表作をご紹介します。
文化学園服飾博物館
会期:2014年2月7日〜5月24日
1780年代のフランスの宮廷服であるアビ・ア・ラ・フランセーズから、
ヴィヴィアン・ウエストウッドのTシャツまで。
各時代の様々な展示作品によりヨーロッパの女性モード約250年を紹介。
●「洋書 Journal des Demoiselles」
出版社名:Bureau du journal
サイズ :380ページ 28×19×2.5cm
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青森県立美術館
会期:2013年12月14日〜2014年3月30日
二川幸夫が1955年に発表した「日本の民家」は、当時20歳前後の彼が日本中を旅して回り民家を
撮影したものです。
建築雑誌「GA」の主宰者である二川幸夫。
優れた建築を求めて世界中を駆け回った彼の旅の原点はこの「日本の民家」にあると言えます。
この展覧会は、美しい民家の姿をとらえた約70点の作品を選び出し、最新のデジタル出力技術で印刷
したものが展示されています。
写真の迫力が伝わる会場の構成は建築家・藤本壮介が担当。
三菱一号館美術館
会期:2014年1月30日〜5月6日
唯美主義とは、19世紀後半に英国で起こった芸術運動です。
「芸術のための芸術」を追求し、絵画をはじめ、斬新な家具や工芸品を
生み出しました。本展は、
この唯美主義運動を総合的に紹介する日本で初めての展覧会で、英国の主要な
美術館・博物館が所蔵する絵画、工芸、宝飾品など約150点がご紹介されています。
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティから、ウィリアム・モリス、オーブリー・ビアズリーまで、
前衛芸術家たちが追求した独創的な美の世界をご覧いただけます。
●「The Best of Aubrey Beardsley」
著者名 :Kenneth Clark,Baron Clark McKenzie
出版社名:Doubleday and Company
発行年月:1978年
サイズ :173ページ 29×23×2cm
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十和田市現代美術館
会期:2014年2月1日〜2014年3月30日
現在最も注目される建築家ユニット、西沢立衛と妹島和世によるSANAAの活動および、
西沢、妹島それぞれの個人プロジェクトを紹介する展覧会です。
会場となる十和田市現代美術は西沢が設計を手がけ、今年で開館5周年を迎えます。
休憩所、回廊なども展示スペースとして活用した本展の会場構成も西沢立衛建築設計事務所が
担当しました。
会場では、40点の模型のほか、ドローイング、映像などを展示し、次世代の建築のあり方、
地域と建築のかかわりを提示します。
妹島和世(1956年〜)
日本女子大学家政学部住居学科を卒業後、同大学院を修了。
1981年伊東豊雄建築設計事務所に勤務、「東京遊牧少女の包」「神田Mビル」
などを担当する。1995年西沢立衛と共にSANAAを設立する。
2005年に視覚芸術部門でショック賞を受賞。
慶應義塾大学客員教授、多摩美術大学客員教授、金沢美術工芸大学非常勤講師。
妹島和世読本(ADAエディタトーキョー 1998年)
妹島和世+西沢立衛読本(ADAエディタトーキョー 2005年)
妹島和世+西沢立衛/SANAA/金沢21世紀美術館(金沢21世紀美術館 2005年)
GAアーキテクト/妹島和世+西沢立衛(ADAエディタトーキョー 2005年)
物語のある家(インデックスコミュニケーションズ 2005年)
西沢立衛(1966年〜)
横浜国立大学工学部建築学科卒業後、同大学大学院工学研究科計画建設学専攻修士課程を修了。
1995年妹島和世と共にSANAAを設立。
1997年西沢立衛建築設計事務所を設立。
西沢個人の設計活動の他、妹島との共同事務所SANAAも並行して継続。
日本建築学会賞受賞、吉岡賞受賞、毎日芸術賞受賞、日本建築学会賞受賞など
多数の受賞作品がある。横浜国立大学准教授。
空間から状況へ(TOTO出版 2001年)
New Blood(六耀社 2001年)
SANAA works 1995〜2003(TOTO出版 2003年)
妹島和世+西沢立衛読本2005(ADAエディタトーキョー 2005年)
妹島和世+西沢立衛/SANAA/金沢21世紀美術館(TOTO出版 2005年)
●「El Croquis 77(I)+99 Making the Boundary」
Kazuyo Sejima 1983-2000 and Ryue Nishizawa 1995-2000
エル・クロッキー No.77(I)+99 2000年
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