ちひろ美術館・東京
会期:2014年8月6日〜2014年11月3日
アートディレクションやパッケージデザインなど多岐に活躍している
グラフィックデザイナーの佐藤卓が、今年、没40年を迎えた、画家いわさきちひろの
絵を現代の人、特に子供達に届くよう展覧会を制作されています。
展示室は4つに構成されています。
展示室1では、佐藤卓のデザインした「明治おいしい牛乳」のパッケージなど。
展示室2では、佐藤卓が選んだ、線画やスケッチ。
展示室3では、いわさきちひろが生涯のテーマとした子供の作品。
展示会4では、いわさきちひろの絵と佐藤卓のコラボレーションされた作品が展示されています。
「いわさきちひろ×佐藤卓=展」関連イベントもいくつか開催予定です。
豊田市美術館
会期:2014年7月12日〜9月15日
ヴィジュアル雑誌の起源と言われている19世紀末のドイツとオーストリアの雑誌
デザインを取り上げ興味深い内容です。
大衆紙からウィーン分離派の機関誌まで、当時の印刷技術を駆使したグラフィック
デザインやユニークなレイアウト、また、雑誌メディアをとおして繋がったデザイン
美術の所蔵品も展示されています。
川崎市市民ミュージアム
会期:2014年6月28日〜9月23日
1960年代から現在にいたるまでのポートレイト作品にフォーカスした
横尾忠則の展覧会です。
絵画を中心に、版画、ポスター、デザイン画....。
また、数年にわたり制作し続けられている最新作なども展示されています。
東京国立博物館
会期:2014年6月24日〜9月15日
台北 國立故宮博物院が収蔵する中国の歴代の優れた文化材から
代表的な作品が集められています。
北宋の皇帝・徽宗も愛した青磁
北宋士大夫の書
南宋宮廷文化の静聴松風図軸
山水画
繊細巧緻な明・万暦期の彫漆
清朝宮廷工房の名品
など.....。
三井記念美術館
会期:2014年4月19日〜7月13日
高度な技巧と美しく精密な仕事で注目を集めている明治の工芸。
当時その多くは、海外への輸出用の商品として作られ、これまで目に
する機会はほとんどありませんでした。
この展覧会では、村田理如氏が20数年来にわたり収集してきた、
七宝、漆工、金工、牙彫、印籠、刺繍絵画など、さまざまなジャンルの
作品の中から選りすぐりの名品約160点がご紹介されています。
山梨県立美術館
会期:2014年4月26日〜6月15日
「動く芸術」という意味のキネティック・アートは、1960年代にヨーロッパで多数制作
された芸術作品で、20世紀の新しい美術分野として注目されました。
モーターなどを装備し、動いたり発光する作品のほか、見る人の視点により動いているように
見える目の錯覚を利用した作品など様々なものがあります。
この展覧会では、ブルーノ・ムナーリやエンツォ・マリ、ジャンニ・コロンボなど、
イタリアの作家の作品を中心に平面作品・立体作品約90点でキネティック・アートを紹介していきます。
●「ブルーノ・ムナーリの本たち MUNARI I LIBRI/1929-1999」
著者名 :ジョルジョ・マッフェイ
出版社名:ビー・エヌ・エヌ新社
発行年月:2010年2月
サイズ :288ページ 25×17cm
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栃木県立美術館
会期:2014年4月19日〜6月22日
前衛的な画風で知られる瑛九は、真岡市の美術教育の第一人者・久保貞次郎と、
額縁作家の宇佐美兼吉と深い交友関係を築いていました。
本展は、宇佐美兼吉が収集した瑛九作品約120点と、久保貞次郎が収集した
北川民次、池田満寿夫、ヘンリー・ミラー、草間彌生など多彩な前衛画家の
作品160点が展示されています。
久保貞次郎の美術教育運動やさまざまな活動を振り返るとともに、
栃木県真岡市が戦後の前衛美術を育んだ極めて重要な地であったことを
再確認することができます。
東京都美術館
会期:2014年4月19日〜6月22日
生涯にわたり少女の肖像画を描き続けたことで知られるバルテュス。
独自の画風を確立させ、独特な具象絵画の世界を築きあげたバルテュスは
20世紀最期の巨匠として今も多くの人々に愛されています。
この展覧会では、少女を描いた油彩画のほか、素描や愛用品など貴重なコレクションで
バルテュスの創造の軌跡をたどります。
また、晩年の住居「グラン・シャレ」のアトリエが世界で初めて会場に再現され、
バルテュスの創作背景も垣間見ることができます。
ワタリウム美術館
会期:2014年4月22日〜6月29日
オーストリアの思想家シュタイナーは人智学の創始者として知られています。
ヨーロッパ各地で行った講義は6000回にもおよびましたが、その際に内容を
説明するために使用した1000枚の黒板ドローイングは「思考する絵」と呼ばれ
新しいアートとして注目を集めています。
この展覧会では、この黒板ドローイングのほか、建築模型、彼自身がデザインした家具
やランプなど数々の作品を展示し、シュタイナーの思考の軌跡を辿ります。
また、彼に影響を受けた現代美術家・坂口恭平やオラファー・エリアソンなどの作品も
紹介されてます。
●「シュタイナー・建築 そして、建築が人間になる」
著者名 :上松佑二
出版社名:筑摩書房
発行年月:1998年3月 初版
サイズ :319ページ 30×26cm
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豊田市美術館
会期:2014年4月22日〜6月29日
荒木氏自身が近年のさまざまな経験を経て「往生」を意識し始めたことをきっかけに
企画された展覧会です。
60年代に団地の子どもたちを撮影した「さっちんとマー坊」をはじめ、
今まで出会った人々の表情を捉えた「顔」、
朝の空などを撮影した「空景」、自身のガン宣告以降の作品を「道」の章として
構成されています。
写真家アラーキーこと荒木経惟の初期から現在までの作品を一堂に展観する
貴重な内容になっています。