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世界の建築(主要な建築家一覧)

・近代(19世紀後半以降)から現代の建築の流れ


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建築の専門書 
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□ アーツ・アンド・クラフツ
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19世紀後半イギリスの思想家、デザイナーのウィリアム・モリスが主導した
デザイン運動です。
産業革命後の大量生産による安価な粗悪品の流通に際して中世の手仕
事に帰り、生活と芸術を統合することを主張したました。
後のアール・ヌーヴォー、ウィーン分離派、ユーゲント・シュティールなどの
美術運動に多大な影響を与えました。

モリスとともに「赤い家」を設計したフィリップ・ウェッブや、アメリカン・
アーツ・アンド・クラフツのチャールズ・グリーンとヘンリー・マザー・グリー
ン兄弟によるGreene & Greeneなどが活躍してます。

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□ グラスゴー派

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英国の建築家・デザイナーのチャールズ・レニー・マッキントッシュほか3人を
中心に、19世紀末グラスゴーに集まった建築家・デザイナーのグループです。
幻想的な曲線装飾は当初批判の対象でしたが、1冊の美術雑誌の肯定的な
内容により、後にウィーンの美術家・工芸家によって結成されたウィーン分離
派の運動に多大な影響を与えました。

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□ アール・ヌーヴォー

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19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に花開いた、ジャポニズ
ムとの関係も深い、花や植物、昆虫や鳥、長い髪や女性の身体などのモチー
フを従来の様式に囚われない曲線や曲面による装飾方法や、鉄やガラスとい
った素材が特徴の国際的な美術運動です。

狭義には、ベル・エポック期のフランスの装飾美術を示し、広義にはアーツ・
アンド・クラフツ以降の世紀末美術までの各国の美術傾向を示します。
アール・ヌーヴォー初期の建築家として、ベルギーのヴィクトール・オルタや、
「地下鉄駅入口」を設計したフランスの建築家エクトール・ギマールが活躍し
ました。

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□ ユーゲント・シュティール

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19世紀後半のドイツで花開いた、ドイツ版アール・ヌーヴォーです。
1896年、ミュンヘンで創刊された、斬新なイラストレーションが評判で
あった雑誌「ユーゲント」から名付けられました。
動植物や女性をモチーフとし、柔らかい曲線美や、やや非左右対象な幾何
学的な模様を使用する傾向があり、ジャポニスムやアーツ・アンド・クラフツ
から強い影響を受けています。

ベルギー生まれのユーゲント・シュティールに大きな影響を与えた建築家、
アンリ・ヴァン・デ・ヴェルデや、後にナチスから退廃芸術家の烙印を押さ
れたアウグスト・エンデル、そして当初ヴァン・デ・ヴェルデから影響を受け、
後にモダンデザインを開拓し、グロピウス、コルビュジエ、ミースなどの思
想に影響を与えた建築家、ペーター・ベーレンスがいます。

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□ モデルニスモ

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19世紀の後半、スペインのカタルーニャ地方・バルセロナを中心に花開いた
スペイン版アール・ヌーヴォーです。
アール・ヌーヴォーのスタイルを踏襲しつつも、文化・歴史的に影響があった
南フランスやイスラム建築を取り入れた独自のスタイルが特徴です。

自由な曲線や曲面を多用し、タイル・陶磁器・金属などで装飾する独自の建
築を創造したアントニ・ガウディや、ヒスパノ=アラブ様式の装飾と湾曲した
ラインとを組み合わせた合理的な建築を創造した建築家リュイス・ドメネク・
イ・ムンタネーなどが活躍しました。

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□ ウィーン分離派

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1897年、ウィーンにて画家のグスタフ・クリムトを中心に結成された、
アーツ・アンド・クラフツ、アール・ヌーヴォーの影響を受けた造形表現を
主張する芸術家のグループです。

機能主義理論の旗手として近代建築の父と呼ばれる建築家オットー・ワー
グナー、ワーグナーの理念を受け継いだヨゼフ・マリア・オルブリッヒ、
後に直線や正方形などの単純な幾何学形態を生み出した、ヨーゼフ・
ホフマンなどの建築家が参加しています。

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□ デ・ステイル

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第一次世界大戦中の1917年、オランダのライデンで建築家・画家のテオ・
ファン・ドースブルフによって創刊した雑誌とそれに賛同する芸術家グルー
プです。水平線・垂直線・直角・正方形・長方形・三原色・非装飾性が特徴
の新造形主義を当初理念とし、後に対角線を導入した要素主義を展開し、
後のバウハウスにも大きな影響を与えました。

世界遺産にも登録されているシュレーダー邸を設計し、椅子のデザインで
も有名なヘリット・トーマス・リートフェルトや、アムステルダムで都市プロジ
ェクトに関わるコーネリアス・ファン・エーステレン、戦後オランダの数々の
ビルディング建築を設計したヤコブス・ヨハネス・ピーテル・アウト、世界で
初めての映画専門の建築理論を構築した劇場建築家、フレデリック・キー
スラーなどが参加しています。

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□ アール・デコ

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1910年代半ばから1930年代にかけて、ヨーロッパおよびアメリカ・
ニューヨークで開花した芸術運動です。
各種の工業製品、近代都市生活の発展によって、大量生産とデザインの
調和が求められ、幾何学図形をモチーフにした記号的表現などの多種多
様の装飾が生まれました。

クライスラービル・エンパイアステートビル・ロックフェラーセンター
などのニューヨークの高層建築がアール・デコ建築として有名です。
1930年代から70年代までフランスで活躍した、アイルランド生まれの
女性建築家、アイリーン・グレイが1930年代にアール・デコの建築家と
して活躍しています。
またアメリカ近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトのデザインもアール・
デコの流れに含まれる場合があります。

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□ モダニズム建築

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市民革命と産業革命以降の社会において、機能性や合理性を重視し、産業
の発展による鉄骨や鉄筋コンクリート、ガラスの使用による、時代・現実に合
った建築が求められました。

モダニズム建築の起源は、アーツ・アンド・クラフツ運動とされ、芸術学校
バウハウスの開設により、モダニズム建築の急速な展開推進したと言わ
れています。
1928年に始まった、建築家たちが集まり都市・建築の将来について討論を重
ねた国際会議、CIAM(近代建築国際会議)によりモダニズム建築は大きく展
開していきます。
ヴァルター・グロピウス、ミース・ファン・デル・ローエ、ル・コルビュジエ
ら建築家たちの参加により、新しい建築の理念が確立されました。

これらの傾向は各国に急速に浸透し、機能的・合理的で装飾のない建築が
世界に広がって行くこととなりました。
個人や地域などの特殊性を越え、世界共通の建築様式へと向かうインター
ナショナル・スタイルが提言されることとなります。

現在では、機能主義建築、合理主義建築、インターナショナル・スタイルとし
て主張されてきたこれらの建築を合わせて、モダニズム建築と称されることが
多いです。

上記のヴァルター・グロピウス、ミース・ファン・デル・ローエ、ル・コルビュジエ
らモダニズム建築の巨匠建築家、20世紀初頭に鉄筋コンクリート造という新
しい技術の建築を生み出したオーギュスト・ペレ、1910年にモダニズム建築の
先駆的な作品を設計したアドルフ・ロース、基本的にモダニズムの流れをくむ
フランク・ロイド・ライト、アメリカのモダニズムを代表する建築家フィリップ・
ジョンソン、首都ブラジリア設計の建築家オスカー・ニーマイヤーなどが活
躍し、近代から現代の重要な建築を多数構成しています。

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□ ハイテク建築
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1970年代以降の科学的、技術的発展により、ハイテクによって生み出され
た製品、技術を建築物の意匠として取り込んだ建築様式です。
モダニズムの終焉とポストモダニズムの誕生との間に位置づけられますが、
そのテーマやアイディアはポストモダン建築の中に吸収されています。

ハイテク建築の特徴は、ガラスのカーテンウォールと鉄骨構造の使用、建
築物の技術的、機能的な要素を目立つ形で見せること、規則正しい配列、
プレファブ部材の使用などの科学技術的な要素の強調と、機能的な要素を
失わないようにしています。パリのポンピドゥー・センターや香港上海銀行・
香港本店ビルなどがハイテク建築として有名です。

ノーマン・フォスター、レンゾ・ピアノ、リチャード・ロジャース、マイケル・
ホプキンス、ニコラス・グリムショーなどのハイテク建築の建築家とされ
ています。

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□ ポストモダン建築

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1980年代、機能的・合理性を追求し過ぎ、都市や建築が味気無くなってしま
ったモダニズム建築において、その批判から、かつては否定された装飾や象
徴性の回復などが唱えられた建築様式です。

1990年代のミニマリズムの台頭により、また過剰性・奇異性、景気の後退に
よる建設費の削減により、できるだけ素材の質を活かした簡素なデザインが
増えることとなりました。ニューヨークのAT&Tビルの屋上付近に古代ギリシ
アの神殿建築様式を表したフィリップ・ジョンソン、禁欲的に装飾を否定する
モダニズム建築を批判しポストモダンを提唱したロバート・ヴェンチューリ、ス
イスの現代建築家ベルナール・チュミ、アメリカのポストモダン建築を代表する
建築家マイケル・グレイヴス、日本を代表する建築家、磯崎新などがポストモ
ダン建築家とされています。

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□ 脱構築主義建築

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1980年代、思想的なドローイングによる、建つことのない建築のイメージを
描いた建築家たちによるムーヴメントです。
1990年代以降は、1988年にニューヨーク近代美術館で開催された「脱構築
主義者の建築展」によって、またコンピューターによる建築設計ソフトの発達
により、各国で実際の建築を設計するようになっています。

破片のような形状、建築の要素に歪みや混乱を起こしたり、非線形な手法を
用いて設計された建築は、幾何学的でアンバランスな非対象的形態や刺激
的な外観が特徴です。

ピーター・アイゼンマン、フランク・ゲーリー、ザハ・ハディッド、レム・
コールハース、ダニエル・リベスキンド、ベルナール・チュミらが
脱構築主義の建築家とされています。

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□ ミニマリズム

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1960年代のアメリカで登場した、最小限)主義から誕生し、必要最小限を目
指す手法・創作理論です。
無駄を排し、表現における贅肉をそぎ落とし、極限的な美を追求するミニマリ
ズム建築は1990年代後半からムーブメントが始まっていますが、その様式は
多様でミニマリストひとりひとりの違った解釈が存在しています。
ヘルツォーグ&ド・ムーロン、ギゴン&ゴヤー、ピーター・ズントー、安藤忠雄、
妹島和世+西沢立衛がミニマリズム建築を設計しています。

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・主要な人物

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ベルナール・チュミ

バックミンスター・フラー

カルロ・スカルパ

セシル・バルモンド

シーザー・ペリ

チャールズ・ムーア

デヴィッド・チッパーフィールド

ドミニク・ペロー

ダニエル・リベスキンド

エリエル・サーリネン

エーロ・サーリネン

フランク・ロイド・ライト

エフ・オー・アーキテクツ/FOA

フランク・ゲーリー

フライ・オットー

ヘリット・トーマス・リートフェルト

ジュゼッペ・テラーニグレン・マーカット

イオ・ミン・ペイ

ヴァルター・グロピウス

ミース・ファン・デル・ローエ

ジャン・ヌー

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ジャン・プルーヴェ

ジョン・ポーソン

アルネ・ヤコブセン

ルイス・I・カーン

ルイス・バラガン

マルセル・ブロイヤー

マリオ・ボッタ

ノーマン・フォスター

オスカー・ニーマイヤー

オットー・ワーグナー

ピーター・アイゼンマン

ピーター・ウォーカー

ペーター・クック

フィリップ・ジョンソン

ピーター・ズントー

パオロ・ソレリ

ルドルフ・シンドラー

ロバート・ヴェンチューリ

レム・コールハース

ルドルフ・シュタイナー

リチャード・ノイトラ

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