アート写真| 古本買取や美術書 画集 デザイン書 建築書のセシルライブラリ

セシルライブラリ
セシルライブラリ
古本・古書の買取・強化中
専用ダイヤル 0120-57-2156
大切な 『 あなたの一冊 』 を見知らぬ 誰か の 『 大切な一冊 』 になることを 願って...。 大切な 『 あなたの一冊 』 を見知らぬ 誰か の 『 大切な一冊 』 になることを 願って...。

イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル【国立新美術館】

■ イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル

国立新美術館

会期:  2023年12月11日--2023年11月5日

「モードの帝王」と呼ばれ、20世紀のファッション界を牽引したひとりでもある「イヴ・サン=ローラン」。
今回、国立新美術館で行われる展覧会は、パリのイヴ・サンローラン美術館全面協力により、2008年の逝去以来、日本で初めて開催される大回顧展です。1936年、アルジェリア出身、幼少の頃パリに移住したのイヴ・サン=ローランは、17歳の頃からファッション・デザインの学校に通います。ここでのデザインコンクール・ドレス部門最優秀賞の受賞をきっかけに、当時ヴォーグのディレクターだったミッシェル・デブリュノフを介して出会ったのが、「ニュールック」として女性の服装に革命を与え、パリのオートクチュール界のトップに君臨していたクリスチャン・ディオールです。イヴの才能に惚れ込んだディオールは自身のメゾンで雇い、イブのデザイナーとしての人生が始まります。

イヴ・サンローラン展

しかし、就職からわずか3年、ディオールの急逝により、イヴは若干21歳という若さでディオールの主任デザイナーに就任することとなりました。重圧に負けることなくディオールの遺志を引き継いだイヴですか、1960年に徴兵とそれによるメンタルの不調によりブランドを離れることになります。それらを乗り越えた翌年、創設したのが自身のオートクチュールメゾン「イヴ・サンローラン」です。「モンドリアンルック」や「パンタロンスタイル」、「シースルー」ほか、男性のファッションを女性向けに改造するなど革新的なファッションを次々発表し、2002年の引退まで長きに活躍したイヴは「モードの帝王」としての地位を確立しました。


今回の展覧会では、全12章で構成し、1958年のディオール時代から2002年までに発表されたオートクチュールのルック110体のほか、素描や写真、アクセサリー、染色、刺繍などの資料、日本との関わりなど約300点の資料を展示するボリュームのある内容となっています。


今回記事として取り上げましたイヴ・サン=ローランをはじめファッションデザイナーや服飾関連の作品集や展覧会図録、関連書籍は洋書和書を問わず重点商品として幅広く取り扱いをしています。特にファッションデザイナーやファッションブランドの洋書写真集はたいていのものにはお値段をお付けできます。ファッションデザインや服飾関連の本を処分される際にはご相談ください。

詳細を読む »

本橋成一とロベール・ドアノー 交差する物語【東京都写真美術館】

■ 本橋成一とロベール・ドアノー 交差する物語

東京都写真美術館

会期:  2023年6月16日--2023年9月24日

本橋成一は1940年、東京都出身。1960年代から本格的な活動をはじめ、以降50年以上にわたり写真作品や映画監督として人々の営みを写し撮ったドキュメンタリータッチの作品を発表し続けています。 ロベール・ドアノーは1912年、フランス出身。報道やファッション写真を手がける一方で、パリ周辺に住む人々のユーモアや喜びのこもったポートレートで評価が高い写真家。

本橋成一とロベール・ドアノー 交差する物語

 

生まれた年代、地域、経歴も異なる2名の写真家ですが、その作品を辿ってゆくと色々な共通点が見えてきます。「炭坑」 「サーカス」 「市場」と、同テーマでルポタージュ作品を発表しているほか、それぞれの時代、地域で懸命に生きる人々を記録していく作風や写真との向き合い方、被写体への愛情など、両者の“眼差し”によりフォーカスされた内容となています。


ドアノーを敬愛する本橋成一が30年前、フランスに赴いた際にすれ違いで出会うことはなく、ユーモア溢れるメッセージ入りの写真集だけを受け取ったエピソードかから着想を得た今回の展覧会は「1 原点」「2 劇場と幕間」「3 街・劇場・広場」「4 人々の物語」「5 新たな物語へ」と、5つのテーマで構成され、出品作品241点(本橋成一:130点、ロベール・ドアノー:111点)の大規模なものとなっています。両者の代表作に加えて、美術館初公開、日本未公開作品も紹介、ドアノーの数少ないカラー写真「DATAR」シリーズも展示されています。


今回記事として取り上げました本橋成一とロベール・ドアノーの作品集や展覧会図録、関連書籍は洋書和書を問わず重点商品として幅広く取り扱いをしています。アート写真の作品集(写真集)にはたいていお値段をお付けできます。特にプレミアになっているものは定価の何倍の値段で取引されている場合があります。当店ではアート写真集全般を重点商品として買取も積極的に行っています。アート写真集を処分される際にはご相談ください。

詳細を読む »

深瀬昌久 1961-1991 レトロスペクティブ【東京都写真美術館】

■ 深瀬昌久 1961-1991 レトロスペクティブ

東京都写真美術館

会期:  2023年3月3日--2023年6月4日

写真家・深瀬昌久は1960年代以降の日本写真界で活躍し、「私性」・「遊戯」を追求した独自のポジションを築きます。
1934年、北海道で写真館の息子として誕生した深瀬昌久は、幼い頃から写真に関わり、上京して日本大学芸術学部写真学科入学の後、広告会社に就職したことで写真家として本格的に歩み出します。1960年代にフリーのカメラマンとして活動し、唯一無二の作品は注目を浴びることになります。写真家深瀬昌久の大きな特徴は、自身の家族や身近な動物など、ごくプライベートな部分を見つめて撮影し作品へと昇華するところです。後に「私写真」と呼ばれます。写真の原点に向かおうとする行為でもあるこの表現に、後に多くの写真家が続いていくこととなりました。

深瀬昌久 1961-1991 レトロスペクティブ

今回開催される展覧会「深瀬昌久 1961-1991 レトロスペクティブ」では、東京都写真美術館のコレクション「遊戯」 「洋子」 「烏(鴉)」 「家族」 などの代表作に加え、日本大学芸術学部や個人所蔵の「サスケ」「ブクブク」ほか、作品群を全8章の構成、合計114点の作品や資料によって写真家・深瀬昌久の約40年に及んだ活動の軌跡を紹介しています。


今回記事として取り上げました深瀬昌久の作品集や展覧会図録、関連書籍は洋書和書を問わず重点商品として幅広く取り扱いをしています。アート写真の作品集(写真集)にはたいていお値段をお付けできます。特にプレミアになっているものは定価の何倍の値段で取引されている場合があります。当店ではアート写真集全般を重点商品として買取も積極的に行っています。アート写真集を処分される際にはご相談ください。

詳細を読む »

マリー・クワント展【Bunkamura ザ・ミュージアム】

■ マリー・クワント展

Bunkamura ザ・ミュージアム

会期:  2022年11月26日--2023年1月29日

1960年代のイギリス若者文化を牽引し、今なおモノトーンのシンプルなデイジーマークでお馴染みのブランド、そしてデザイナーの「マリー・クワント」の仕事と軌跡について紹介する展覧会が行われています。92歳になる現在も愛されるデザイナー、マリー・クワントは1930年、イギリス・ケント州に生まれます。ブランドとしての始まりは1955年、後に夫となるアレキサンダー・プランケット・グリーンらとともにロンドン・チェルシー地区に開店したブティック「バザー」の開店からです。1950年代イギリスで流行していたのはニュールックを始めとしたエレガントで女性らしさを強調したファッションでした。
その中でマリー・クワントはファッションをより身近に、自由に開放するようなデザインを次々と発表していきます。紳士服や軍服、スポーツウエアなど女性のファッションからはかけ離れた位置にある服からインスパイアされたデザインは当時の価値観を覆すものです。活発に動きやすく、当時としては革命的なミニスカートは大きな反響を呼び、ミニスカートに合わせてカラータイツを考案するなど、現在ではすっかり定番化されたアイテムが多数あります。1960年代に世界的に影響を与えたイギリスの若者文化「スウィンギング・ロンドン」の中でもマリー・クワントの考案するファッションは重要なキーワードとなり、アメリカの大手企業からのオファーをはじめとして瞬く間に世界に進出していきました。

マリー・クワント展

今回の展覧会ではロンドン・ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館所蔵の服やファッションアイテム約100点を中心に、写真や映像、また広報戦略、大量生産・大量消費の時代に合わせたブランドの展開など経営者としての手腕にも注目し、“マリー・クワント”の1955年から約20年に及ぶ歩みを紹介しています。

インスタ


今回記事として取り上げましたマリー・クワントほか英国のファッション関連のヴィジュアル本は洋書和書を問わず重点商品として幅広く取り扱いをしています。服飾関連の作品集や展覧会図録などはたいていのものには値段をお付けできます。服飾・ファッション関連の作品集を処分される際にはご相談ください。

詳細を読む »

人間写真機・須田一政 作品展 「日本の風景・余白の街で」

■ 人間写真機・須田一政 作品展「日本の風景・余白の街で」

フジフイルム スクエア写真歴史博物館

会期:  2022年10月8日-2022年12月04日

独自の世界観を確立し、戦後日本を代表する写真家のひとりとなった須田一政の作品展がフジフイルム スクエア写真歴史博物館で開催されています。
1940年、東京都出身の須田一政は、若い頃から写真に興味を持ち、東洋大学法学部を中退の後、東京綜合写真専門学校で本格的に写真を学びます。アマチュア写真家ながら『日本カメラ』誌の月例コンテストで年間最優秀作家賞を受賞するなど、既に注目を浴びつつある存在でしたが、一度は家庭の事情で写真家の活動を休止しました。1967年、寺山修司主催、横尾忠則や東由多加、九條映子らが参加した劇団『演劇実験室 天井桟敷』の専属カメラマンに採用されたことが転機となります。以後本格的に写真家として動き出し、1971年にはフリーランスとして活動を始めます。
須田一政

被写体とするのは、日常の風景や人物。須田一政はカメラを通すことによって、そんな風景を異質な非日常に変えて表現しました。“須田調”と呼ばれた独自の雰囲気を持つ作品は、同時代に活躍した写真家の作品の中でもまた特異な位置にあり、当時から現在まで国内外で高い評価を得まています。

今回の展覧会では、1986年にフジフイルム スクエアの前身となる富士フォトサロンで開催された「日本の風景・余白の街で」の出品作品から約30点を厳選し、新たに制作したカラープリントで公開します。愛用の6×6cm判カメラで撮影したこのシリーズは、1982年から1986年にかけて東京の神田・浅草・上野から軽井沢・箱根ほか、日本各地を旅する中で生まれたものです。華々しい観光地や名所ではなく、「余白」のように存在する街を独特の緊張感と異質の雰囲気でとらえた作品たちは須田作品の本質を突いており、その世界観を堪能できる内容となっています。


今回記事として取り上げました須田一政に関わる写真集、展覧会図録は重点商品として幅広く取り扱いをしています。また、関連のアート系の写真集は洋書和書を問わず、たいていのものには値段をお付けできます。須田一政はじめ写真集を処分される際にはご相談ください。

詳細を読む »

川内倫子 M/E 球体の上 無限の連なり【東京オペラシティ】

■ 川内倫子 M/E 球体の上 無限の連なり

東京オペラシティ アートギャラリー

会期:  2022年10月8日-2022年12月18日

写真家・川内倫子のここ10年の活動を中心に紹介する大規模個展が東京オペラシティアートギャラリーで開催されています。
1972年、滋賀県出身の川内倫子は、2001年に鯉、雲、カラス、カーテン…といった何気ない日常の風景とその中にある生と死を独特の表現で撮影した写真集「うたたね」、打ち上げ花火とそれを楽しむ人々を撮影した写真集「花火」でそれぞれ第27回木村伊兵衛写真賞を受賞しました。以後も国内外問わず写真集の出版や古典の開催など、現在までに精力的な活動を行っています。作品はポートレイトから動物、街中、大自然までさまざま風景を被写体としていますが、どれも一貫して淡くやわらかい色調や独自の視点・感性などによって生の輝きや力強さ、死の儚さを表現しています。

川内倫子 展覧会

今回の展覧会のタイトル「M/E 球体の上 無限の連なり」の「M/E」とは、母(Mother)」、「地球(Earth)」、「母なる大地(Mother Earth)、「私(Me)」と、意味が込められており、新たなシリーズのタイトルでもあります。写真家として約30年のキャリアを経た川内倫子が、改めて地球上での自身の現在の立ち位置を確認するために訪れたアイスランドの火山や流氷、北海道の雄大な自然からコロナ禍での日常まで、一見相反する世界を被写体にしているようでいても、同じ地球上に存在しているということを発信しています。未発表の作品を含めて、命の営みや自然など地球上の出来事を作品を通して問い直す機会となる、写真家川内倫子の本領が発揮される展覧会となります。


今回記事として取り上げました川内倫子さんに関わる写真集、展覧会図録は重点商品として幅広く取り扱いをしています。特に川内倫子さんの作品集は洋書和書を問わず、たいていのものには値段をお付けできます。川内倫子関連の展覧会図録、作品集を処分される際にはご相談ください。

詳細を読む »

ガブリエル・シャネル展(三菱一号館美術館)

■ ガブリエル・シャネル展

三菱一号館美術館

会期:  2022年5月20日-2022年8月21日

世界中の女性から支持されるハイブランド「CHANEL」の創始者ガブリエル・シャネル(通称:ココ・シャネル)の仕事について紹介する展覧会が三菱一号館美術館で開催されています。ガブリエル・シャネルは1883年、フランス・オーベルニュ地方のソミュールに生まれました。12歳の頃から孤児院で過ごす波乱の子ども時代でしたが、そこで覚えた裁縫の技術をもとに仕立屋、下着屋などで働くようになります。

自作のシンプルな帽子が話題を呼び、1910年パリに開いた帽子屋が「シャネル・モード」です。数年のうちに婦人服のデザインも手掛けるようになり、ここから一代で世界を代表するラグジュアリーブランド「CHANEL」が始まりました。当時の定番であった、コルセットで身体を締め上げたドレスファッションからはかけ離れた、伸縮性のあるジャージー素材やパンツスタイルなど、機能性に優れた服を次々と発表し、それは古い価値観からの解放と女性の社会進出、自立の象徴となります。

シャネル

1920年代に入ると、CHANELはさらに盛り上がりを見せ、アパレルのほか香水やスティックタイプの口紅、チェーンバッグなど、新たな女性の時代に向けて概念を覆す商品を次々と発表します。戦後、一時引退状態であったシャネルですが、1954年に70歳を超えての復帰をはたします。ディオールの提唱した“ニュールック”などがトレンドの中、シャネル・スーツの機能性は女性の社会進出著しいアメリカで大人気となり、後もシャネルは晩年までファッションと関わる人生でした。

今回の展覧会は、パリで開催された“Gabrielle Chanel. Manifeste de mode”展の巡回展として日本向けに再構築した内容です。シャネルの理念を体現したスーツやリトル・ブラック・ドレス、No.5の香水などの代表作、コスチュームジュエリーや当時の記録映像など貴重な資料を公開します。


今回記事として取り上げましたシャネルやコスチューム、服飾デザインに関わる書籍や作品集、展覧会図録は重点商品として幅広く取り扱いをしています。特に国内の写真家の作品集は重点商品として品揃え拡充に尽力しています。服飾やファッション関連の展覧会図録、作品集を処分される際にはご相談ください。

詳細を読む »

アヴァンガルド勃興 近代日本の前衛写真【東京都写真美術館】

■ アヴァンガルド勃興 近代日本の前衛写真

東京都写真美術館

会期:  2022年5月20日-2022年8月21日

写真は19世紀の普及時から単に記録や報道だけの用途だけではなく、芸術的な価値を見出されてきました。そして、しばしば絵画など違う芸術分野とも刺激し合い、変革していく関係にあります。
展覧会「アヴァンガルド勃興 近代日本の前衛写真」では特に、1930年から1941年代に数々の芸術家たちが全国各地で行った、前衛写真に関する活動に焦点を当て紹介しています。これまで、前衛写真をめぐる活動についてはその活動期間の短さもあり、あまり注目を浴びませんでした。日本の写真史における「前衛写真」とは、1920年代から始まった写真の変革運動(新興写真)の流れを汲んだ、1930年代から40年代に盛り上がった前衛的な作品を指す傾向があります。
影響は新興写真だけではなく美術、特に絵画の分野からシュルレアリスムや抽象表現からも強く受けていたようです。

man ray

今回の展覧会では、序章で日本での前衛写真黎明期に、多くの作家に影響を与えた海外アーティストの作品を紹介しています。ほか「大阪」 「名古屋」 「福岡」 「東京」と各地をテーマにすることで、それぞれの地方で結成されたグループや、参加アーティストをより詳しく深掘りしています。参加アーティストたちはプロ、アマチュアの写真家をはじめ、画家やデザイナー、詩人、評論家と多岐にわたり、当時の盛り上がりが窺えます。戦争とそれに伴う表現への規制強化が始まったことで、活動は縮小の一途を辿ることになった前衛写真ですが、今一度当時の人々が熱中した運動を知る機会になっています。

参加アーティスト:マン・レイ/ウジェーヌ・アジェ/ハンス・ベルメール/
アルベルト・レンガー?パッチュ/セシル・ビートン/ブラッサイ/中山岩太/村田米太郎/
安井仲治、河野徹/小石清/天野龍一/平井輝七/樽井芳雄/本庄光郎/椎原治/田淵銀芳/
服部義文、矢野敏延、小林鳴村坂田稔/田島二男/山本悍右/後藤敬一郎/高橋渡/久野久/
許斐儀一郎/永田一脩/恩地孝四郎/瑛九/濱谷浩


今回記事として取り上げました前衛写真に関わる書籍や作品集、展覧会図録は重点商品として幅広く取り扱いをしています。特に国内の写真家の作品集は重点商品として品揃え拡充に尽力しています。アート写真集関連の展覧会図録、作品集を処分される際にはご相談ください。

詳細を読む »

ゲルハルト・リヒター「ABSTRACT」展 GERHARD RICHTER ABSTRAKT

■ ゲルハルト・リヒター「ABSTRACT」展 GERHARD RICHTER ABSTRAKT

エスパス ルイ・ヴィトン大阪

会期:  2021年11月19日-2022年4月17日

現代アートの収集とバックアップのため世界各地に展開する美術館「エスパス・ルイヴィトン」大阪で、ドイツを代表する画家ゲハルト・リヒターの個展が現在開催中です。

フランス・パリの美術館「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」のコレクションを世界中で紹介するプロジェクト「Hors-les-murs (壁を越えて)」プログラムの一環である本展では、リヒターの抽象作品18点を厳選し紹介。

ゲハルト・リヒターは1932年、旧東ドイツ領ドレスデンに生まれます。地元で画家として活動を始め美術学校で学びますが、社会主義リアリズムを推す旧ソ連の影響が強い当時の東ドイツでは、創作活動には行き詰まりがありました。そんな中、西ドイツへの旅行で抽象絵画に触れ、強い衝撃を受けたこともあり、1961年西ドイツ・デュッセルドルフに移住します。以後独自の表現技法を使った作品を次々と発表し、「ドイツ最高峰の画家」と称されるまでになります。ぼかしや焦点を置き、写真の世界を絵画で再現した「フォト・ペインティング」や、写真と絵画の融合に挑戦した「オーバー・ペインテッド・フォト」、既製品の色見本をもとに絵画に落とし込んだ「カラーチャート・シリーズ」のほか、ガラスをキャンバスにした作品など、リヒターの作風は一貫性がなく、多種多様です。

リヒター       

今回の展覧会では、「ABSTRACT(抽象芸術)」のテーマのもと、リヒターの30年以上にわたる創作活動を振り返ります。そのうち2作、2015年制作のアブストラクト・ペインティンによる、「940-4 Abstraktes Bild」と「941-7 Abstraktes Bild」は日s本初公開の作品となります。


今回記事として取り上げましたゲハルト・リヒターの作品集(画集や写真集)や展覧会の図録、関連書籍は重点商品として幅広く取り扱いをしています。買取も積極的にしていますので、リヒターや写真集や画集を処分される際にはご相談ください。

詳細を読む »

特別展 フェミニズムズ / FEMINISMS 金沢21世紀美術館

■ 特別展 フェミニズムズ / FEMINISMS

金沢21世紀美術館

会期:  2021年10月16日-2022年3月13日

「特別展 フェミニズムズ / FEMINISMS」が金沢21世紀美術館で開催されています。フェミニズムという発想の起源は、革命や人権運動の中で変化していく18-19世紀のヨーロッパで興り、その後ヨーロッパ各国やアメリカを中心に確立されていきました。日本では幕末開国時にこのフェミニズムの発想が持ち込まれ、幾度もの改革を重ね現在の社会があります。「フェミニズム」を日本語で表す場合、「女権拡張論」「女性解放論」「女性尊重主義」という言葉がしばし使われますが、国や民族の歴史的、文化や社会情勢を背景に、また近年では特に、SNSを通した個人の主張によりその言葉の解釈は無数に枝分かれしていると言えるでしょう。

フェミニズムズ / FEMINISMS       フェミニズムズ / FEMINISMS

今回の展覧会は、「フェミニズムズ」という複数形の言葉を使うことによって、この無数の考え方や主張に向き合い、認め合うことを目的としています。特に1990年代以降に焦点を当て、美術の側面からこのテーマを捉えていきます。1990年代は世界的なフェミニズム運動を背景に女性の活躍が取り沙汰された裏で、ジェンダーの消費が行われていたことや、“男女雇用均等法”などの法的整備が進む一方で、社会に染みついていた“女は、男はこうあるべき”という価値観が払拭しきれていない矛盾を数々抱えていました。こうした90年代から2020年代現在までに活躍する9名の現代アーティストを通して、様々なフェミニズムの表現を楽しめます。

参加アーティスト:
青木千絵:1981年岐阜県出身。漆彫刻家、ビジュアルアーティスト。人体を独特の表現で
追及した作品を発信している。
碓井ゆい:1980年東京都出身。手芸を中心に布や身近な素材を使って、
ジェンダー、社会問題を表現する。
遠藤麻衣:19474年兵庫県出身。俳優・美術家として演劇や写真、漫画など
様々な方法を用いてメッセージを発する。
百瀬文 :1988年東京都出身。映像監督。近年は映像を通して
身体と声の関係を問いかける
風間サチコ:1972年東京都出身。木版画を用いた表現で権力や社会、
歴史といった大きなテーマを映す。
木村了子:1971年京都府出身。伝統的な技法を用いた日本画で
女性目線の男性像を表現する
西山美なコ:1965年兵庫県出身。80年代後半から90年代前半にかけて、
誇張した少女文化を立体・平面作品で表現する。
森栄喜  :1976年石川県出身。写真家。家族を題材にした作品を多く発表し、
近年は同性婚をテーマにしたシリーズなどを発信している。
ユゥキユキ:静岡県出身。オタクカルチャーを通して社会や内面の深い部分を
表現する現代美術家。


今回記事として取り上げました作家の作品集や関連書籍、また現代美術作家の画集や写真集は重点商品として幅広く取り扱いをしています。買取も積極的にしていますので、現代美術の作品集をお売りされる際にはご相談ください。

詳細を読む »

商品検索

TOPICKS

買取NAVI

GALERIE

お問い合わせ

買取専用ダイヤル0120-57-2156

スタッフブログ

インスタグラム

フォトセシル

セシルアーキテタチュア

クックマニア・セシル

コウゲイ・セシル

スタッフブログ

インスタグラム

セシルアーキテタチュア

クックマニア・セシル

コウゲイ・セシル

サイト内検索

記事の関連タグで探す

0120-57-2156