20世紀を代表する写真家の一人、アーヴィング・ペンのキャリアを網羅した大規模な回顧展図録(洋書)が入荷いたしました。スミソニアン・アメリカン・アート・ミュージアムより発行された、彼の写真家としての全貌に迫る重厚な一冊です。
本書は、ファッション誌「VOGUE」での活躍で知られるアーヴィング・ペンの、約70年にわたるキャリアを振り返るレトロスペクティブ(回顧)写真集です。
代名詞とも言える洗練されたファッション写真や著名人のポートレートはもちろん、初期のストリートフォト、静物画(スティルライフ)、そして個人的な芸術作品まで、160点以上の図版が収録されています。
「美の先にあるもの(Beyond Beauty)」というタイトルの通り、単なる商業写真の枠を超え、彼が追い求めた美学と哲学を感じ取ることができる作品集です。
アーヴィング・ペンの写真集は、国内・海外を問わずアート写真愛好家やファッション関係者から常に高い支持を得ています。特に本書のような美術館監修のハードカバー図録は、印刷品質が非常に高く、資料としての信頼性も厚いため、中古市場でも値崩れしにくい人気アイテムです。
三宅一生(ISSEY MIYAKE)とのコラボレーション作品集などを含め、彼の関連書籍は「アート写真集」として確固たる地位を築いています。
アート写真集の買取について
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1960年代、黄金期とも言えるイタリアのインテリアデザインを象徴する、貴重なヴィンテージ洋書が入荷いたしました。イタリア・ミラノの出版社「Gorlich Editore」より発行された、ペンダントライト(吊り下げ照明)の特集図録『Lampade A Sospensione』です。
本書は、1960年代中盤のモダンデザイン全盛期における、様々な「吊り下げ照明(シャンデリア、ペンダントランプ)」の実例を集めた写真集です。
当時のイタリアは、カスティリオーニ兄弟やジオ・ポンティ、ジノ・サルファッティなどが活躍し、照明デザインが芸術の域まで高められた時代でした。
本書には、住宅や商業施設における照明の配置、ガラスや金属を用いた当時の最先端のプロダクトデザインが、美しい写真とともに多数収録されています。
発行から半世紀以上が経過し、ISBNコードも存在しない古い本ですが、「ミッドセンチュリー期のイタリアンデザイン」の一次資料として、非常に高い市場価値を持っています。
現代のプロダクトデザイナーやインテリアコーディネーター、コレクターにとって、Webでは見つからない当時の詳細なディテールや空気感を知ることができる書籍は、インスピレーションの源として常に探されています。
セシルライブラリでは、このように「古くても資料的価値の高いデザイン書」を見逃さず、適正に評価いたします。
本書は、1953年から1981年にかけてのTeam 10の軌跡を詳細に記録した決定版とも言える資料集です。
アリソン&ピーター・スミスソン、アルド・ファン・アイク、ヤコブ・B・バケマ、ジョルジュ・キャンディリスら、主要メンバーによる議論、プロジェクト、そして彼らが目指した「ユートピア」の探求が、豊富な図版とテキストで構成されています。
モダニズム建築の限界を超えようとした彼らの思想は、現代の都市計画や集合住宅の設計においても依然として重要な参照点であり続けています。建築の実務家はもちろん、研究者にとっても必携の1冊です。
オランダの建築専門出版社「NAi Publishers」から出版された本書は、Team 10に関する資料の中でも特に網羅性が高く、建築家や研究者の間で常に一定の需要がある良書です。
洋書(海外の建築書)は、一般的な古書店では「バーコードが読み取れない」「日本語ではない」という理由で適正な評価がされないケースが少なくありません。
しかし、セシルライブラリでは、こうした専門性の高い建築洋書こそ、その資料的価値を高く評価し、しっかりとした価格で買取させていただいております。
セシルライブラリでは、今回入荷したような海外の建築書(洋書)や都市計画に関する専門書の買取に力を入れております。
「事務所の移転で資料を整理したい」「集めていた建築雑誌や作品集を手放したい」といったお客様がいらっしゃいましたら、ぜひ当店へご相談ください。
大手チェーン店では評価の難しい洋書や古い専門書も、建築書の取扱い実績が豊富な当店が、一冊ずつ丁寧に価値を見極めます。
・著名建築家の作品集(モノグラフ)・設計図集
・Team 10、メタボリズム、モダニズム建築関連の資料
・a+u (エーアンドユー)、GAなどの建築専門雑誌
・都市論、ランドスケープデザイン、インテリア関連書
ISBNコードがない古い本や、書き込みがある本でも、希少性のあるものはしっかりとお値段をお付けできる場合がございます。
詳細を読む »『Mamma Andersson-Dog Days』(Kerber, 2012年)は、スウェーデンを代表する現代美術家ママ・アンダーソンの展覧会図録です。Elfriede Jelinek、Martin Hentschelらが寄稿し、103ページにわたり彼女の世界観を鮮やかに記録しています。
北欧の風景や家庭的な室内、日常の静けさに漂う不穏な詩情を描き出すアンダーソンの代表的作品群を収録。絵画的構成と叙情的なトーンを融合させた画面は、David HockneyやLuc Tuymansなどと並び国際的に高い評価を受けています。
セシルライブラリでは、このような現代アート関連書・展覧会図録・作品集の買取を積極的に行っております。
ママ・アンダーソンは、Jockum Nordstrom(夫でもあるアーティスト)やPeter Doig、Luc Tuymansと同様に、物語性と絵画性を兼ね備えた現代絵画の旗手として知られています。近年、北欧現代アートの再評価が進み、アンダーソンやノードストローム関連の洋書・展覧会カタログは国内外のコレクターや研究者の間で需要が高まっています。
2010年代初期に刊行された図録や作品集は特に希少で、再版のないものは欧州市場でも高値で取引されるケースが多く見られます。保存状態が良好な場合は、当店でも積極的に高評価いたします。
セシルライブラリでは、Mamma Anderssonをはじめとする北欧現代美術の作品集や、現代アート関連書の買取を全国対応で強化中です。海外ギャラリー発行の作品集やアートセンターの図録など、一般書店では流通しにくいアートブックも丁寧に査定いたします。
・Mamma Andersson、Jockum Nordström、Peter Doig、
David Hockney、Luc Tuymansなどの洋書作品集
・スウェーデンやデンマークの現代美術展覧会図録
・現代絵画・インスタレーション・映像アート関連書籍
・ギャラリー出版・限定エディションなど研究資料として価値の高い書籍
『DSB Design Danish Railway Design』は、1984年にDanish Design Councilより出版された120ページの資料で、デンマーク国鉄(DSB)のデザイン戦略をまとめた貴重な一冊です。著者はJens Nielsen。駅建築や車両意匠、車両デザイン、公共デザイン、サイン計画など、北欧デザインの理念が交通インフラにどのように取り入れられたかを網羅的に紹介しています。鉄道史や交通・サイン計画の研究にも欠かせない資料として評価されています。
デンマークデザインは家具デザインで世界的に知られるだけでなく、鉄道や駅建築といった公共デザインの分野でも高い評価を受けています。その成果をまとめた『DSB Design』のような書籍は、デザイン史、鉄道史、交通インフラ研究においても重要な価値を持ちます。特に絶版となった専門的なデザイン書は需要が高く、中古市場でも安定した人気があり、高額査定の対象となりやすいジャンルです。
セシルライブラリでは、北欧デザインやデンマークデザインをはじめとする車両デザイン、駅建築、サイン計画関連の専門書を積極的に買取しています。
・車両意匠や駅舎建築の作品集・展覧会図録
・公共デザインや交通・サイン計画に関する洋書
・北欧デザインやデンマークデザインの専門書
・鉄道史に関わるデザイン資料
こうした資料は建築・デザイン分野の研究やコレクションに欠かせないため、国内外を問わず高評価で買取いたします。
詳細を読む »『図録 ウィンザーチェア 日本人が愛した英国の椅子』は、2017年に長野県信濃美術館で開催された展覧会の図録で、160ページ・26×18cmの構成です。英国伝統の「ウィンザーチェア」が日本人の生活とどのように結びつき、愛されてきたかを、造形美や木工芸の視点から紹介しています。民藝運動や柳宗悦の思想とも関連し、家具デザインの歴史を理解する上で重要な一冊です。
英国家具を代表するウィンザーチェアは、シンプルな生活道具でありながら高い造形美を備えた椅子として、今も世界中の家具デザインに影響を与えています。そのため、家具の洋書や建築書、家具デザイン書に収録されたウィンザーチェア関連の作品集や展覧会図録は、コレクターや研究者から安定した需要があります。特に絶版になった図録や洋書は、資料価値の高さから高額での査定対象となります。
セシルライブラリでは、ウィンザーチェアをはじめとする英国家具や木工芸に関する書籍、家具デザインの専門書を積極的に高価買取しております。
・家具の洋書や建築書をはじめとするデザイン関連の書籍
・英国家具や民藝運動に関する展覧会図録
・柳宗悦や生活道具に関する専門書
・家具デザインや造形美を追求した国内外の作品集
こうした資料は建築・デザイン分野の研究やコレクションに欠かせないため、国内外を問わず高評価で買取いたします。
詳細を読む »『Fluxus Selections from the Gilbert and Lila Silverman Collection』は、Clive PhillpotとJon Hendricksによる編集で、1988年にニューヨーク近代美術館(MoMA)から刊行された64ページの展覧会カタログです。
本書は、世界的に知られるギルバート&リラ・シルバーマン夫妻による膨大なフルクサス・コレクションから選りすぐられた作品を紹介するもので、アートブックとしても研究資料としても価値の高い一冊です。収録内容には、ナム・ジュン・パイクや小野洋子、ジョセフ・ボイスをはじめとする前衛芸術家たちの作品や活動が含まれ、音楽、パフォーマンスアート、映像、オブジェなど、ジャンルを横断する表現を通じてフルクサスの全体像を捉えることができます。ネオ・ダダやコンセプチュアル・アートに接続するその文脈は、現代美術を理解するうえで欠かせない重要な資料といえます。
フルクサスは1960年代を代表する前衛芸術運動で、ナム・ジュン・パイク、小野洋子(Yoko Ono)など多彩な作家が関わりました。そのため関連書籍や作品集は、美術史的にも資料的にも高い価値があり、中古市場でも安定した需要を持ちます。特にMoMA刊行の図録や展覧会カタログは、研究者やコレクターから高評価です。なお、後に強く影響を受けたジョセフ・ボイス(Joseph Beuys)、高松次郎、白髪一雄など前衛的な芸術家の作品集も人気が高いです。
当店ではフルクサス関連の作品集や前衛芸術の専門書、国内外の展覧会図録を積極的に高価買取しています。ネオ・ダダ、コンセプチュアル・アート、現代美術に関連する資料性の高い書籍はもちろん、音楽や映像、パフォーマンスアートに関わる図録や限定出版物も評価対象です。
詳細を読む »『Memphis Research, Experiences, Failures and Successes of New Design』は、Barbara Radiceによる著作で、Thames & Hudsonから1994年に再版された207ページの重要な資料です。
本書は、1980年代初頭にミラノで誕生した前衛的なデザイン集団「メンフィス(Memphis)」の活動と思想を体系的にまとめたもので、ポストモダン・デザインやイタリアン・デザインの歴史を語るうえで欠かせない一冊といえます。
エットレ・ソットサスを中心に、マイケル・グレイヴスら多彩なデザイナーが参加したメンフィスの挑戦的な試みは、従来の工業デザインの枠組みを打ち破り、家具や照明、テキスタイル、陶磁器など生活に密接した領域へと広がっていきました。
その影響は国際的にも波及し、日本では倉俣史朗をはじめとするデザイナーたちが大きな刺激を受けています。
ページには、ポップな色彩や幾何学的形態、幾何学模様を駆使した造形が数多く掲載され、華やかでありながら実験精神に満ちた彼らの軌跡を追体験できます。単なるデザイン書にとどまらず、1980年代を象徴する文化運動の記録として、現在でも研究者やコレクターから高く評価されています。
メンフィスはエットレ・ソットサスを中心に、マイケル・グレイヴスら国際的なデザイナーが結集した革新的なデザイン運動です。ポストモダン・デザインを象徴する存在として注目され、その独創的な活動は近年ますます評価が高まっています。関連書籍や展覧会カタログは研究者や愛好家からの需要が安定しており、特に初期に刊行された洋書や図録は市場でも入手困難なものが多く、希少価値の高いタイトルは高額での取引が期待できます。
当店では、メンフィス関連の作品集やデザイン書を国内外問わず積極的に高評価しています。家具や照明、陶磁器、テキスタイルといったジャンルを扱う資料はもちろん、ポストモダン・デザインやイタリアン・デザインに関する専門書や展覧会カタログも買取対象です。デザイン史を彩る重要な資料は市場価値が高いため、蔵書整理や研究書籍の売却をお考えの方はぜひご相談ください。
デザイン本の買取について
『Io, Aoi』は、スイス出身のグラフィック・デザイナーであり絵本作家としても知られる葵・フーバー・河野の代表的作品集です。1995年にSkiraから刊行され、イタリア語と英語の二か国語で構成されています。約100ページにわたり、スイスモダンデザインの潮流を背景に、独自の色彩感覚と繊細な構成力を鮮やかに描き出します。誌面には、夫で著名なデザイナーのマックス・フーバーとの共鳴や、ブルーノ・ムナーリ、エンツォ・マリといったモダンデザインの巨匠たちとの交流の足跡が刻まれており、彼女の仕事の深いルーツを知る手がかりが散りばめられています。ウルム造形大学に通じる機能主義的精神と、絵本作家としての温かみが融合したページ構成は、タイポグラフィやイラストレーション双方の視点から高い資料的価値を備えています。デザイン史、視覚文化研究、ビジュアルコミュニケーションに関心のある方にとっても見逃せない一冊です。
葵・フーバー・河野の作品集は、スイスモダンデザインや20世紀ヨーロッパのグラフィック史において貴重な資料として評価されています。限定部数のため市場流通が少なく、特に保存状態の良い初版や大型本はコレクターから高い需要があります。タイポグラフィやビジュアルコミュニケーションの専門家にも人気があり、他のモダンデザイン書籍と合わせてまとめて高価査定になることも多いジャンルです。
セシルライブラリでは、葵・フーバー・河野をはじめ、マックス・フーバー、ブルーノ・ムナーリ、エンツォ・マリなど、ヨーロッパモダンデザインを牽引したデザイナーの作品集や展覧会図録を積極的に買取しています。スイスやイタリアで刊行された希少書籍も丁寧に査定いたします。1冊からでもお気軽にお問い合わせください。
詳細を読む »『Sitting on the Edge Modernist Design from the Collection of Michael and Gabrielle Boyd』は、モダニスト建築や家具デザインの粋を一望できる貴重なカタログです。1998年にサンフランシスコ近代美術館より刊行され、オットー・ワーグナー、ヨーゼフ・ホフマン、フランク・ロイド・ライト、アドルフ・ロース、ヘリット・トーマス・リートフェルト、ジオ・ポンティ、マルセル・ブロイヤー、ジャン・プルーヴェ、チャールズ&レイ・イームズ、アルヴァ・アアルト、ハンス・J・ウェグナー、アルネ・ヤコブセンなど、20世紀を代表するデザイナーや建築家の家具・プロダクトが網羅されています。シンプルな機能美と詩的表現が共存するバウハウスデザインから北欧モダンまで、各潮流の変遷を豊富な図版と批評的解説で立体的に紹介。家具単体の造形だけでなく、空間との調和や思想性まで深く踏み込み、デザイン史・建築史研究においても資料価値が非常に高い一冊です。コレクターはもちろん、インテリアデザインやモダニズム建築を志す方にとっても必携の内容となっています。
モダニズムデザインの家具やプロダクト関連の書籍は、専門性の高さと限定発行の背景から現在も安定した需要があります。特にジャン・プルーヴェやマルセル・ブロイヤー、イームズ、アアルトらによる作品を収録した図録や作品集は、バウハウスデザインやミッドセンチュリーモダンの研究・コレクション用として評価が高く、保存状態の良い書籍はプレミアム査定になることも少なくありません。
セシルライブラリでは、オットー・ワーグナー、ホフマン、フランク・ロイド・ライトなどの巨匠をはじめ、ジャン・プルーヴェ イームズ ハンス・J・ウェグナーなど北欧のモダンデザインを継承した建築家の作品集など国内外の家具・インテリア・プロダクトデザイン関連書籍を幅広く取扱いしています。特装本や限定カタログ、展覧会図録なども一冊ずつ丁寧に査定。買取のご依頼は全国対応で、個人のお客様・法人様問わずお取引実績が多数ございます。
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