森美術館では2025年11月9日まで、日本の現代建築家・藤本壮介による初の大規模個展「藤本壮介の建築:原初・未来・森」が開催されています。
本展は、藤本が長年探究してきた「原始的建築」や「森のような建築」といった独自の建築的思想を核に構成され、初期の住宅建築から最新の公共建築プロジェクトに至るまで、その歩みを体系的に紹介するものです。
展示室には多数の模型や精緻な設計図面が並び、さらにインスタレーションや空間展示を通じて、来館者が建築の内部に入り込むように体感できる構成となっています。自然と人間の関わりをテーマに、生活空間や都市環境をどのように結びつけるかという建築的特徴が示されており、藤本の思想が立体的に浮かび上がります。
また、石上純也、西沢立衛、妹島和世、藤森照信といった同時代の建築家との対比を通じ、日本の現代建築の豊かな系譜が浮き彫りになります。さらに、ピーター・ズントーら海外建築家との共鳴や影響関係にも目を向けることで、藤本の作品が国際的な文脈においても高く評価されていることを実感できる展覧会です。
藤本壮介の建築作品集やエッセイ本などの書籍は、現代建築の新しい潮流を知るうえで重要な資料であり、建築実務者や研究者のみならずコレクターからも高い評価を得ています。特に初期住宅建築や代表作を収録した洋書の作品集は絶版となっているものもあり、中古市場では希少性が高まりつつあります。展覧会開催にあわせて再評価が進むことで、今後さらに需要が高まる分野といえるでしょう。
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『Memphis Research, Experiences, Failures and Successes of New Design』は、Barbara Radiceによる著作で、Thames & Hudsonから1994年に再版された207ページの重要な資料です。
本書は、1980年代初頭にミラノで誕生した前衛的なデザイン集団「メンフィス(Memphis)」の活動と思想を体系的にまとめたもので、ポストモダン・デザインやイタリアン・デザインの歴史を語るうえで欠かせない一冊といえます。
エットレ・ソットサスを中心に、マイケル・グレイヴスら多彩なデザイナーが参加したメンフィスの挑戦的な試みは、従来の工業デザインの枠組みを打ち破り、家具や照明、テキスタイル、陶磁器など生活に密接した領域へと広がっていきました。
その影響は国際的にも波及し、日本では倉俣史朗をはじめとするデザイナーたちが大きな刺激を受けています。
ページには、ポップな色彩や幾何学的形態、幾何学模様を駆使した造形が数多く掲載され、華やかでありながら実験精神に満ちた彼らの軌跡を追体験できます。単なるデザイン書にとどまらず、1980年代を象徴する文化運動の記録として、現在でも研究者やコレクターから高く評価されています。
メンフィスはエットレ・ソットサスを中心に、マイケル・グレイヴスら国際的なデザイナーが結集した革新的なデザイン運動です。ポストモダン・デザインを象徴する存在として注目され、その独創的な活動は近年ますます評価が高まっています。関連書籍や展覧会カタログは研究者や愛好家からの需要が安定しており、特に初期に刊行された洋書や図録は市場でも入手困難なものが多く、希少価値の高いタイトルは高額での取引が期待できます。
当店では、メンフィス関連の作品集やデザイン書を国内外問わず積極的に高評価しています。家具や照明、陶磁器、テキスタイルといったジャンルを扱う資料はもちろん、ポストモダン・デザインやイタリアン・デザインに関する専門書や展覧会カタログも買取対象です。デザイン史を彩る重要な資料は市場価値が高いため、蔵書整理や研究書籍の売却をお考えの方はぜひご相談ください。
デザイン本の買取について
愛媛県松山市のお客様より、イタリア建築の巨匠カルロ・スカルパに関連する建築書や作品集、展覧会図録をはじめ、ピーター・ズントー、ジオ・ポンティ、エットーレ・ソットサス、アルド・ロッシ、ルイス・カーンといったモダン建築を代表する建築家の書籍やエッセイ本もまとめてお譲りいただきました。いずれも素材の美を追求し、建築ディテールや空間と庭園との調和を重視した建築家たちの思想に触れられる、資料的にも価値の高い蔵書群です。大切に収集されてきた本は、中古市場でも高い需要が見込めるラインナップであり、今回、引っ越しに伴い惜しまれつつも一括でご依頼をいただきました。
カルロ・スカルパはイタリア建築を代表する巨匠であり、建築と庭園の融合や素材美への徹底した探求で知られています。そのため関連書籍や図録、特に洋書や絶版の建築作品集は高額査定対象となることが多く、建築家や研究者、コレクターから根強い人気があります。
東京都港区のお客様より、建築家・中村好文に関連する建築書や展覧会図録をはじめ、アルヴァ・アアルト、伊礼智、堀部安嗣といった住宅建築や小住宅設計で知られる建築家の作品集、さらに柳宗理やジョージ・ナカシマなど家具デザインに関する専門書もお売りいただきました。
加えて、木工作家・小泉誠や三谷龍二のエッセイ本、暮らしと手仕事の魅力を伝える書籍も含まれており、いずれも作者の思想や美意識が感じられる充実の内容でした。北欧建築との共鳴や木の家の温もりを愛する所有者様から、引っ越しに伴い、大切に収集された蔵書をまとめてお譲りいただきました。
中村好文の建築書や作品集、建築エッセイは、住宅や別荘建築、日常と建築の関わりを温かく描く作風から幅広い読者層に人気があります。絶版や入手困難なタイトルは特に市場価値が高く、建築設計やインテリア、家具デザインに関心のあるコレクターや専門家から高い需要があります。
埼玉県鶴ヶ島市のお客様より、カラー写真の先駆者として世界的に再評価が進む写真家ソール・ライターに関連する写真集や展覧会図録を多数ご依頼いただきました。併せて、ヴィヴィアン・マイヤー、トッド・ハイド、ジョエル・マイヤーウィッツといった、アメリカ写真史やニューカラーを代表する作家たちの作品集も揃い、全体として同時代的な空気感と美学を共有する充実のラインナップです。
いずれも光と影を巧みに操り、都市の断片や日常の情景を詩情豊かに切り取った作品群で、ストリートスナップから静謐なカラー作品まで幅広く網羅。多くが限定版や美術館図録といった資料性の高い書籍で、コレクターや写真史研究者にとっても価値の高い内容でした。
ソール・ライターの作品集は、没後評価が高まったことで世界的な需要が拡大し、市場価格も安定して高値を維持しています。特に「Early Color」や「In My Room」、「The Centennial Retrospective」などはコレクター需要が強く、状態の良いものは高額査定が期待できます。また、ライターに関連する写真家――ヴィヴィアン・マイヤー、トッド・ハイド、ジョエル・マイヤーウィッツらの作品集も同様に評価が高く、海外からの需要もあります。
『Io, Aoi』は、スイス出身のグラフィック・デザイナーであり絵本作家としても知られる葵・フーバー・河野の代表的作品集です。1995年にSkiraから刊行され、イタリア語と英語の二か国語で構成されています。約100ページにわたり、スイスモダンデザインの潮流を背景に、独自の色彩感覚と繊細な構成力を鮮やかに描き出します。誌面には、夫で著名なデザイナーのマックス・フーバーとの共鳴や、ブルーノ・ムナーリ、エンツォ・マリといったモダンデザインの巨匠たちとの交流の足跡が刻まれており、彼女の仕事の深いルーツを知る手がかりが散りばめられています。ウルム造形大学に通じる機能主義的精神と、絵本作家としての温かみが融合したページ構成は、タイポグラフィやイラストレーション双方の視点から高い資料的価値を備えています。デザイン史、視覚文化研究、ビジュアルコミュニケーションに関心のある方にとっても見逃せない一冊です。
葵・フーバー・河野の作品集は、スイスモダンデザインや20世紀ヨーロッパのグラフィック史において貴重な資料として評価されています。限定部数のため市場流通が少なく、特に保存状態の良い初版や大型本はコレクターから高い需要があります。タイポグラフィやビジュアルコミュニケーションの専門家にも人気があり、他のモダンデザイン書籍と合わせてまとめて高価査定になることも多いジャンルです。
セシルライブラリでは、葵・フーバー・河野をはじめ、マックス・フーバー、ブルーノ・ムナーリ、エンツォ・マリなど、ヨーロッパモダンデザインを牽引したデザイナーの作品集や展覧会図録を積極的に買取しています。スイスやイタリアで刊行された希少書籍も丁寧に査定いたします。1冊からでもお気軽にお問い合わせください。
詳細を読む »『Sitting on the Edge Modernist Design from the Collection of Michael and Gabrielle Boyd』は、モダニスト建築や家具デザインの粋を一望できる貴重なカタログです。1998年にサンフランシスコ近代美術館より刊行され、オットー・ワーグナー、ヨーゼフ・ホフマン、フランク・ロイド・ライト、アドルフ・ロース、ヘリット・トーマス・リートフェルト、ジオ・ポンティ、マルセル・ブロイヤー、ジャン・プルーヴェ、チャールズ&レイ・イームズ、アルヴァ・アアルト、ハンス・J・ウェグナー、アルネ・ヤコブセンなど、20世紀を代表するデザイナーや建築家の家具・プロダクトが網羅されています。シンプルな機能美と詩的表現が共存するバウハウスデザインから北欧モダンまで、各潮流の変遷を豊富な図版と批評的解説で立体的に紹介。家具単体の造形だけでなく、空間との調和や思想性まで深く踏み込み、デザイン史・建築史研究においても資料価値が非常に高い一冊です。コレクターはもちろん、インテリアデザインやモダニズム建築を志す方にとっても必携の内容となっています。
モダニズムデザインの家具やプロダクト関連の書籍は、専門性の高さと限定発行の背景から現在も安定した需要があります。特にジャン・プルーヴェやマルセル・ブロイヤー、イームズ、アアルトらによる作品を収録した図録や作品集は、バウハウスデザインやミッドセンチュリーモダンの研究・コレクション用として評価が高く、保存状態の良い書籍はプレミアム査定になることも少なくありません。
セシルライブラリでは、オットー・ワーグナー、ホフマン、フランク・ロイド・ライトなどの巨匠をはじめ、ジャン・プルーヴェ イームズ ハンス・J・ウェグナーなど北欧のモダンデザインを継承した建築家の作品集など国内外の家具・インテリア・プロダクトデザイン関連書籍を幅広く取扱いしています。特装本や限定カタログ、展覧会図録なども一冊ずつ丁寧に査定。買取のご依頼は全国対応で、個人のお客様・法人様問わずお取引実績が多数ございます。
詳細を読む »『Alvaro Siza Ferreira Alves Casa Beires』は、ポルトガルを代表する建築家アルヴァロ・シザが手がけた住宅「Casa Beires」に焦点を当てた貴重な作品集です。2017年にAmag Editorialから刊行され、テキストはポルトガル語と英語のバイリンガル構成。わずか80ページながら、詩的な空間表現と「白の建築」の美学を体現した設計を、詳細なスケッチや設計図、豊富な写真とともに紹介しています。建築家シザがフェルナンド・タヴォラ、ラファエル・モネオ、エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ、ピーター・ズントー、レンゾ・ピアノなど現代建築の巨匠たちと共鳴しながら育んだ独自の建築哲学と、空間の密度や光の扱いを深く理解できる内容です。建築を志す方や研究者、デザイン愛好家にとっても、資料価値の高い一冊です。
アルヴァロ・シザの作品集や建築書は、国内外の建築家やコレクターに高い人気を誇ります。初版や限定出版は市場価値が上がりやすく、特に「白の建築」を象徴する住宅プロジェクトを扱った書籍は評価が高い傾向があります。詩的表現や近代建築の系譜を研究する資料としても価値があり、保存状態が良いものは高額査定の対象です。
セシルライブラリでは、アルヴァロ・シザをはじめ、フェルナンド・タヴォラ、ラファエル・モネオ、エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ、ピーター・ズントー、レンゾ・ピアノなど国内外の建築家の作品集や展覧会図録を積極的に買取しています。住宅設計や近代建築の記録は建築史の貴重な資料として需要が高く、1冊からでも丁寧に査定いたします。
詳細を読む »広島県福山市のお客様より、牛腸茂雄に関連する写真集や展覧会図録を多数ご依頼いただきました。1970年代の日本写真史において、私写真(プライベートフォト)の先駆者として独自の地位を築いた牛腸茂雄。その作品は日常に潜む繊細な感情や時間の流れを静かにすくい上げ、見る者の心に深い余韻を残します。今回お譲りいただいた書籍には、代表作「SELF AND OTHERS」や希少な限定本、絶版となった作品集成が含まれ、詩的で抒情的なモノクロームの世界を丁寧に伝える貴重な資料群でした。写真表現の可能性を問い続けた軌跡を物語る内容で、コレクターや研究者からも高い評価を受けています。
牛腸茂雄は、1970年代を代表する写真家であり、静謐で詩的なモノクロ写真が高く評価されています。今回お譲りいただいたコレクションには、写真表現の新しい地平を切り拓いた彼の重要な作品集や展覧会図録が揃っており、研究資料としても価値の高い内容でした。
埼玉県鶴ヶ島市のお客様より、篠原一男に関連する建築作品集や展覧会図録、専門書を多数ご依頼いただきました。戦後モダニズムからポストモダンにかけての建築論や、住宅設計の革新性を示す貴重な資料が揃っており、篠原建築特有の幾何学的想像力や透明な構成美を伝える内容でした。特に「16の住宅と建築論」や「住宅図面」など、篠原の思想を深く掘り下げる資料性の高い書籍が多く含まれており、学術的価値も非常に高い内容です。また、創刊記念号や特集号など当時の建築メディアにおける評価を物語る資料も揃い、研究者や建築愛好家にとっては必携のコレクションといえる買取事例となりました。
篠原一男は、戦後日本建築を牽引した代表的存在であり、国内外で高い評価を受けています。彼の作品集や図面集は現在も専門家や建築学生、コレクターからの需要が根強く、特に初版や限定刊行書は市場でも高値で取引されています。丹下健三や磯崎新、槇文彦、吉阪隆正ら同時代の建築家の資料と並び、研究資料として重要な位置を占めています。