刈谷市美術館
会期:2016年7月23日(土)-9月4日(日)
ユーモア溢れるナンセンスな作品で日本の絵本に新風を吹き込んだ長新太(1927-2005)の、没後10年をうけて開かれる展覧会。
長が手掛けた絵本や児童書の原画のほか、漫画やイラストレーションなど約250点の作品が集められました。
「イマジネーション」「センスとナンセンス」という2つのキーワードで構成された本展から、奇想天外な発想を生み出す長の脳内を覗きみることができます。
●「長新太 絵本 5冊セット」
・「キャベツくん」
著者名 :長新太
出版社名:文研出版
発行年月:1991年1月
サイズ :28×22cm
定価 :1030円(税込み)
・「ブタヤマさんたらブタヤマさん」
著者名 :長新太
出版社名:文研出版
発行年月:1990年8月
サイズ :28ページ 26×21cm
定価 :1010円(税込み)---絶版
・「キャベツくんとブタヤマさん」
著者名 :長新太
出版社名:文研出版
発行年月:1990年11月
サイズ :26×21cm
定価 :1010円(税込み)
・「キャベツくんのにちようび」
著者名 :長新太
出版社名:文研出版
発行年月:1992年5月
サイズ :26×21cm
定価 :1100円(税込み)
・「おつきさんのき」
著者名 :長新太
出版社名:教育画劇
発行年月:1990年6月
サイズ :31ページ 24×21cm
定価 :1000円(税込み)
DIC川村記念美術館
会期:2016年4月23日(土)-8月28日(日)
アメリカ抽象表現主義のみならず20世紀を代表するアーティスト、サイ・トゥオンブリー(1928-2011)の写真制作にフォーカスをあてた展覧会です。
トゥオンブリーは20代のはじめから写真制作をはじめ、ピンホール・カメラに熱中しました。
その後も画業のかたわらポラロイドで撮影を続けます。
撮影されたのは制作途中の絵や画材が散るアトリエ、テーブルに置かれたキャベツや朽ちてゆく花など作家にとっての日常風景ながら、写真の中の像は色と形が混ざり合い、実態が曖昧になることで、私たちの視覚をより自由に解放してくれます。
トゥオンブリーの作品を読み解く核のようなものが写真を介して感じ取れる体験です。
●「Cy Twombly Bilder Paintings 1952-1976 Volume 1」
著者名 :Heiner Bastian
出版社名:Propylaen Verlag
発行年月:1978年
サイズ :30×27×2.5cmm
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ハードカバー
テキスト:ドイツ語
1952年から1976年までのアブストラクト・ペインティングが、
98点カラー掲載されています。
ページ数の記載はありませんが約2.5cmの厚さがあります。
広島市現代美術館
会期:2016年5月28日(土)-7月18日(月)
戦後日本写真界の巨匠、東松照明の没後初めての大規模個展。
東松が最も長期にわたり撮り続けた土地、長崎でのシリーズが約350点という規模で展示されています。
東松は1961年に初めて長崎で撮影を行い、『hiroshima-nagasaki document 1961』を刊行。原爆の残した爪痕の深さに衝撃をうけ、その後何度も長崎に足を運び、1966年には『〈11時02分〉NAGASAKI』を刊行。1998年には長崎へ移り住み、多様な歴史と文化が入り交じる表情豊かな町並み、自然、人々や動物のユーモラスな仕草、長崎を象徴する祭事などを撮り続けました。
東松が長崎に寄せた情熱がひしひしと伝わる内容。
生前の東松の方法にならった、撮影年や場所、テーマにとらわれない構成も体感できます。
●「太陽の鉛筆 沖縄海と空と島 カメラ毎日別冊」
出版社名:毎日新聞社
発行年月:1975年9月
サイズ :229ページ 25×24cm
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ソフトカバー
島根県立石見美術館
会期:2016年4月23日(土)〜7月11日(月)
アフィンランドを代表し、世界中で人気を集めるデザインラボ、マリメッコの展覧会です。
国内では初の大規模展覧会。
ファブリック約50点、貴重なヴィンテージドレス約60点などを通じマリメッコの60年にわたる歴史をたどることで、個性あふれるデザイナーの仕事がたっぷりと観覧できます。
フィンランドの伝統的なモチーフや自然に着想を得つつ、大胆でカラフル、抽象的なデザインを生み出したマリメッコの全体像に迫っています。
●「Phenomenon Marimekko」
著者名 :Pekko Suhonen
出版社名:Weilin+Goos
発行年月:1986年
サイズ :144ページ 25×25cm
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ハードカバー
テキスト:英語
フィンランドのファッション&インテリア・ブランド、マリメッコ
のデザインを紹介する1冊です。
1960年代からのファッション/インテリア雑貨/広告などが、カラー
&モノクロで多数掲載されています。
東京オペラシティ アートギャラリー
会期:2016年4月16日(土)-7月10日(日)
アメリカを代表する若き写真家ライアン・マッギンレーの待望の個展です。
日本の美術館では初の開催になります。
マッギンレーの作品に登場する人物たちは、ほとんどがヌード。
その人物たちは広大な草原のなかを疾走したり、小高い木の上から飛んだりと、奇妙な行為をみせています。
表面的な美しさというより、日常の制約や束縛から解放された精神の自由が感じられます。
微細で洗練された色彩と構図でとらえられた彼の写真にはどこかユートピアの雰囲気が漂います。
最初期の〈出会い〉シリーズから、最新作の〈秋〉〈冬〉まで、厳選した約50点が紹介されています。
●「Life Adjustment Center」
著者名 :Ryan McGinley
出版社名:Dashwood Books
発行年月:2010年 初版
サイズ :80ページ 25×18ccm
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ハードカバー
テキスト:英語
埼玉県立近代美術館
会期:2016年4月5日(火)-5月22日(日)
「偉大なるアマチュア写真家」と知られるジャック=アンリ・ラルティーグ (1894-1986)
の展覧会。
幼い頃よりカメラを手にしたランティーグは生活のあらゆることを写真におさめました。
なかでも、スポーツやジャンプ、自動車、飛行機といった様々な動きをとらえることへの
ひときわ高い関心を写真に落としこんでいきます。
また、心霊写真のような写真ならではの表現を探求するなど、常にユニークで鋭い視点の作品を生み出しました。
そして人生の歓びが伝わってくるような、家族や友人、それに恋人の幸せに満ちた姿をとらえた作品の数々。
本展は、子ども時代から晩年までの代表的な作品をはじめ日本初公開であるカラー作品など約160点が展示。
なお、ラルティーグが写真家として初めて脚光を浴びたのは、1963年にニューヨーク近代美術館での回顧展でのこと。時に、ラルティーグ69歳。
そんなことを頭の片隅に置きながら観覧するとひと味違った楽しみがあるかもしれません。
●「Jacques Henri Lartigue, Photographer」
著者名 :Jacques-Henri Lartigue,Vicki Goldberg
出版社名:Bulfinch Press
発行年月:1998年 北米版初版
サイズ :288ページ 29×31×3cm
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ハードカバー
テキスト:英語
フランスを代表する写真家、ジャック=アンリ・ラルティーグの
大型判写真集です。
風景/人物/ドキュメント/スポーツなどのモノクロフォトが、126点
掲載されている充実した写真集です
東京都美術館
会期:2016年4月22日(金)-5月24日(火)
江戸絵画だけでなく日本美術史のなかでもひときわ人気の高い伊藤若冲(1716-1800)の展覧会です。
繊細な描写技法による目に鮮やかな動植物絵。即興的な筆遣いとユーモラスな表現による水墨画。
若冲の技法の数々は時代を越えて我々を圧倒し、驚かせてくれます。
本展は初期から晩年までの代表作約80点の展示。
「釈迦三尊像」3幅と「動植綵絵」30幅が東京で一同に会する貴重な機会です。
●「伊藤若冲 アナザーワールド」
開催 :2010年 千葉市美術館
サイズ :329ページ 30×22cm
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ソフトカバー
若冲の水墨の作品を中心に、関連する着色の作品
も含めて構成します。加えて、黄檗僧鶴亭らの作品によっ
てその水墨表現の前史を示します。若冲が作り上げたもう
一つの世界、アナザーワールドの魅力をお楽しみいただけ
れば幸いです。(あいさつ文)
ライカギャラリー東京
会期:2016年2月19日(金)-5月15日(日)
フランスの国民的写真家、ロベール・ドアノー(1912-1994)の写真展です。
類まれな洞察力と遊び心に溢れた感覚で日常のドラマを撮影し、“イメージの釣り人”とも評されるドアノー。
その写真が宿すユーモア感覚は世界中で愛されています。
ロベール・ドアノーの作品にも大きな影響を及ぼしたのが機動性に優れたライカ。
本展は集中的にライカで撮影していた1950年代の作品が展示されています。
ドアノーの人間に対する好奇心と愛情に溢れた眼差しが堪能できる内容です。
●「パリ ロベール・ドアノー写真集」
出版社名:岩波書店
発行年月:2009年1月 初版
サイズ :393ページ 32×25cm
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ハードカバー 函入り
掲載作品点数588点
ドアノー自身の言葉も収録されています。
東京おもちゃ美術館
会期:2016年1月11日(月)-4月10日(日)
人形の上半身を外すと、小さい人形が次々に現れるロシアの人形、マトリョーシカ。
本展はマトリョーシカをはじめ東京おもちゃ美術館が旧ソビエト時代の1980年代から収蔵してきたロシアの民芸玩具、構成玩具を紹介する展覧会。
玩具の成り立ちや背景も学ことができるうえ、ロシアの玩具の魅力が再発見できます。
色とりどりの可愛らしいマトリョーシカを一同に見ることができえる機会となっています。
●「Matreshka/Russkii Suvenir」
著者名 :L. N. Soloveva
出版社名:Interbuk-Biznes
発行年月:1997年
サイズ :94ページ 29×23cm
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ハードカバー
テキスト:ロシア語
様々なデザインのマトリョーシカを紹介する1冊です。
多数のマトリョーシカがカラー掲載されています。
日本民藝館
会期:2016年1月9日(土)-3月21日(月・祝)
日本民藝館が所蔵する仏教と縁の深い所蔵品を紹介する展覧会です。
1948年、日本民藝館の創設者である柳宗悦は読み解いていた経典「大無量寿経」第四願から啓示を受け、「美の法門」を執筆します。柳はこのとき、名も無き工人が生む器がなぜ無上の美と結ばれているのか、という自身の命題に答えを見つけました。
柳にとって仏教(宗教)は美の探求と固く結びつくものだったようです。
本展では仏教関係の絵画・仏具・和讃、また宗悦の書や著作を通じ、柳がたどり着いた美思想を伺い知ることができます。
●「柳宗悦の民藝と巨匠たち展 柳宗悦の心と」
出版社名:求龍堂
発行年月:1998年12月
サイズ :157ページ 29×22cm
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ソフトカバー
柳宗悦の民藝と巨匠たち展 柳宗悦の心と 富本・リーチ・浜田・河井・芹沢・棟方・黒田
本展では、柳宗悦の蒐集した李朝工芸と名も無き工人
達の美である「民藝」、そして民藝運動にかかわった
巨匠たちの作品を紹介いたします。(あいさつ文)