川崎市市民ミュージアム
会期:2015年7月18日-2015年9月23日
日本写真界の発展に大きな足跡を残した昭和の写真家・木村伊兵衛(1901-1974)。
木村の功績を記念して創設され、毎年進取の気鋭に富んだ若い写真家に贈られるのが
日本写真界の芥川賞とされる「木村伊兵衛写真賞」です。
本賞40年の歴史をうけて開催される本展は、第1回から第40回までの全受賞作品と、
木村伊兵衛による作品を展示。
ホンマタカシ、蜷川実花、HIROMIX、梅佳代など現在第一線で活躍する写真家たちの
作品もまとめて鑑賞できる贅沢な内容となっています。
現代写真の40年を振り返ることで、過去40年の社会状況・世界の縮図を
垣間見ることができるでしょう。
静岡市美術館
会期:2015年7月5日(日)-2015年9月6日(日))
青緑色を基調とする美しいやきもの“青磁”の、時代を超えた魅力を伝える展覧会です。
中国を起源に持ち、古来より理想の色を追求され続ける青磁。日本には12世紀頃より伝わり、
茶の湯の発達とともに受け継がれてきました。
3章で構成される本展覧会。第?章では日本に伝来した中国・南宋時代の名品を、
第?章では板谷波山や岡部嶺男など近代作家の作品を、
第?章では人間国宝の中島宏をはじめとする現代作家の最新作が展示されています。
●「トプカプ宮殿の中国陶磁 2冊組」
著者名 :金子重隆
出版社名:講談社
発行年月:1987年9月
サイズ :245ページ 37×26cm
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・「1/元・明」
以下目次より-----
総論
元・明初の陶磁
明時代中期の陶磁
明時代後期の陶磁
原色図版目録
原色図版解説
年表
・「2/青磁・清」
以下目次より-----
トプカプ・サライ博物館とその中国陶磁
陶磁器貿易のルート
青磁
青花と釉裏紅/17・18世紀
原色図版目録
原色図版解説
単色図版
この図録は、イスタンブールのトプカプ・サライ博物館に
伝世した、総数1万余点を数える中国陶磁の大コレクション
の全貌を、のこりなく紹介しようという考えのもとに再編
集されたものである。
トプカプ・サライ博物館の中国陶磁は、昔と同じくイスタン
ブールのオスマントルコ帝国の旧王宮に収蔵され、長い間、
そのコレクションの実際の内容について世に知られるところ
以上に、伝説的な声価を得ていた。現在では、そのコレクシ
ョンが10000点をはるかに超え、現存最大最古のものの一つ
であることが知られている。
本図録の内容は、トプカプ・サライ博物館当局の絶大な協力
を得て、レジナ・クラール女史が数年にわたって全作品を調
査し、記録し、撮影したものをもとにジョン・エアーズ史が
編集し、サザビー出版部から出版した「Chinese ceramics
in the Topkapi Saray Museum、Istanbul、A Comple
te Catalogue」と同一のものである。
(本文より)
ちひろ美術館・東京
会期:2015年5月27日-2015年8月2日
ユーモア溢れるナンセンスな作品で日本の絵本に新風を吹き込んだ長新太(1927-2005)の、
没後10年をうけて開かれる展覧会。
長が手掛けた絵本や児童書の原画のほか、漫画やイラストレーション、エッセイなど約150点の
作品が展示されています。
それらを「イマジネーション」「センスとナンセンス」という2つのキーワードで構成し、
長新太の発想の源や作品の背後にあるロジカルな思考を感じられるようなモチーフとなっています。
会期中は絵本の読み聞かせやトークイベントも開催されるようです。
●「おしゃべりな絵 長新太展」
開催 :2004年 宇都宮美術館
サイズ :133ページ 19×19cm
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ソフトカバー
数多くの代表作を含む長新太の作品約50タイトル
の中から精選した23タイトル、200点の原画を紹介するも
のです。(あいさつ文より)
●「Oscar Niemeyer Houses」
著者名 :谷川俊太郎/長新太
出版社名:理論社
発行年月:1965年7月 初版
サイズ :27×21cm
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ハードカバー
東京都現代美術館
会期:2015年7月18日〜2015年10月12日
ブラジルが生んだモダニズム建築の巨人オスカー・ニーマイヤー(1907-2012)の、
日本初の大回顧展。
世界遺産にもなった首都ブラジリアの建築群をはじめ、力強く有機的な曲線や
モダニズム幾何学を融合させ独創性に満ちた作品の数々。
本展は主要作品を中心に、図面、模型、写真、映像を紹介し、ニーマイヤーの全体像
に迫る内容となっています。
ニーマイヤーを敬愛するSANAA(妹島和世・西沢立衛)による会場デザインにも注目です。
●「Oscar Niemeyer Houses」
著者名 :Alan Hess,Alan Weintraub
出版社名:Rizzoli
発行年月:2006年
サイズ :240ページ 29×29×2.5cm
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ハードカバー
テキスト:英語
ブラジルの建築家、オスカー・ニーマイヤーによる住宅建築集。
1940年から2005年までのプロジェクト22点が、外観&インテリア
のカラー&モノクロ・フォト多数で掲載されています。
三菱一号館美術館
会期:2015年6月27日(土)〜2015年9月6日(日)
型破りの画風から「画鬼」と賞され幕末明治に絶大な人気を博した浮世絵師・河鍋暁斎
(1831-1889)の、国内外の名品130点を紹介する展覧会です。
暁斎は歌川国芳、狩野派に学びつつ、他の流派の画風を貪欲にとりいれ、
驚くほどの筆力と写生力で多くの戯画や風刺画を残しました。
この展覧会では、暁斎に弟子入りし、師の作品を海外へ紹介した英国人建築家ジョサイア・コンドルの
業績も合わせて紹介されています。
●「暁斎妖怪百景」
著者名 :京極夏彦
出版社名:国書刊行会
発行年月:2004年7月
サイズ :147ページ 24×18cm
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ハードカバー
妖怪画をまとめた内容。オールカラーです。
原美術館
会期:2015年5月23日(土)〜2015年8月30日(日)
アメリカ抽象表現主義及び20世紀を代表するアーティストのひとり、サイ・トゥオンブリー
(1928-2011)の日本初となる個展。
トゥオンブリーは一貫して落書きのようにも見える即興性の高い作品を発表し続けました。
激しい色彩感覚のもと、クレヨン、チョーク、ペンキを用いて文字・数字・記号をランダムに
描ける技法を確立。
そこでは“描画された詩”と呼ばれる、スピード感溢れるイメージ空間が展開されています。
本展では彼の1953年から2002年までの紙の作品約70点が紹介されています。
●「Cy Twombly Bilder Paintings 1952-1976 Volume 1」
著者名 :Heiner Bastian
出版社名:Propylaen Verlag
発行年月:1978年
サイズ :30×27×2.5cm
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ハードカバー
テキスト:ドイツ語
アメリカ出身の現代抽象表現主義の画家、サイ・トゥオンブリーの画集。
1952年から1976年までのアブストラクト・ペインティングが、
98点カラー掲載されています。
ページ数の記載はありませんが約2.5cmの厚さがあります。
広島県立美術館
会期:2015年3月25日〜2015年5月24日
マドリード・リアリズムと呼ばれる潮流の中でスペイン美術界でも
最も注目されたリアリズム絵画の画家、磯江毅。
広島市立大学芸術学部教授でもあった磯江毅の初期の作品から絶作まで、
代表作約100点が展示されています。
●「増補 磯江毅 写実考 Enlargement Gustavo ISOE's Works 1974ー2007」
出版社名:美術出版社
発行年月:2009年3月
サイズ :216ページ 28×23cm
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磯江毅=グスタボ・イソエ
マドリード・リアリズムの異才
TOTOギャラリー・間
会期:2015年4月17日〜2015年6月13日
若手建築家・藤本壮介の過去の建築プロジェクトから
現在進行形のプロジェクトを通して、建築理念や思考、
また、100以上の模型の展示によりその創作課程を詳細に
追った内容となっています。
●「藤本壮介 原初的な未来の建築」
著者名 :藤本壮介/伊東豊雄/五十嵐太郎
出版社名:INAX
発行年月:2009年3月
サイズ :144ページ 21×15cm
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「現代建築家コンセプト・シリーズ1」
藤本壮介とは何者か
弱い建築からの脱皮/伊東豊雄
直角のない幾何学/五十嵐太郎
藤本壮介/原初的な未来の建築
人工の建築、自然の建築
対談/藤森照信×藤本壮介 ほか
東京国立博物館
会期:2015年4月28日〜2015年6月7日
国宝でもある墨線のみで動物や人物たちを躍動的に描いた絵巻・鳥獣戯画
の展覧会です。
現存するすべての鳥獣戯画が展示されています。
動物彫刻や白描図像(密教図像)など京都・高山寺にやかりの美術品とともに
かなりの規模で展観された内容となっています。
●「鳥獣戯画がやってきた! 国宝「鳥獣人物戯画絵巻」の全貌」
開催 :2007年 サントリー美術館
サイズ :170ページ 19×26cm
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プラケース入り。
国宝「鳥獣人物戯画絵巻」4巻と、その分蔵される断簡、模本類などを
29点カラー掲載。
東京都現代美術館
会期:2015年4月11日〜2015年6月28日
アジアのトップモデルとして神秘的な東洋の美を表現した山口小夜子。
その軌跡を写真作品、雑誌、スクラップブックなどの彼女の活動内容から
追った内容です。被写体としての魅力やパフォーマー、クリエーターとしての
魅力などもも同時に解説した内容となっています。
また、彼女の周辺で活動したクリエーター、アーティストたちの
インスタレーション作品も展示されています。
森村泰昌、宇川直宏、山川冬樹、生西康典、掛川康典、エキソニモの作品が
紹介されています。