専門書の中には個性が強く、どのジャンルに分類されるのか分からない本もありますよね。
建築書もその一つではないでしょうか。

先号に続き、建築書に関する基本的な種類分けの知識と、買取り価格についてお話ししていきたいと思います。

◇建築家の作品集

国内外の建築家の作品集は洋書・和書を問わず、重要な買取の対象となります。
著名な国内、海外建築家の作品集だけでなく、建築に関わる展覧会の図録や建築雑誌の建築家特集も同様です。

中でも特に建築家全集や、シリーズものと言われる作品集・著作がセットで出版されているものは定番として確実に買取してもらえます。
国内ではあまり認知されていないけれど、国際的には注目されていて、かつ建築家の方達にも人気の高い海外の建築家がいます。そういった建築家の作品集などは高値で取引されていることは以外と多いケースとして挙げられます。
また、古い全集なども全巻揃えるのが難しいため、マニアの間で人気になっているものも少なくありません。

少し本題からは外れますが、古くはダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、現代ではコルビユジエなど...スケッチや絵画の分野の作品を発表している建築家の作品集や図録も需要の高いものが多いです。


◇数寄屋、茶室、日本建築に関する書

茶室や数寄屋に代表される日本建築に関する書籍も重点商品の一つです。
茶の湯や生け花を楽しむため、茶室風に作られた数寄屋造りなどは日本の伝統的な建築様式の一つであり、それらに関する書籍は大変重宝されます。

こちらも著者の知名度によってはかなりの高額がつくこともあります。


◇建築家による評論、実用書

建築書に分類される書籍の一つに評論、実用書があります。
建築家による著書・エッセイや、建築の理論書・参考書、また建築家による批評もこれに含まれます。

鹿児島出版会から出版されている建築・建築史を中心とした選書であるSD選書や、建築の専門家のための情報配信をするX‐Knowledge発行の書籍も実用書として有名です。
これとは別に、「GA」ほか建築雑誌という形式で情報配信を行っているところもあります。
こういったところが出版する書籍は特別に雑誌として扱われ、価値があるので覚えておきましょう。


◇家具にまつわる専門書

椅子をはじめとした家具の作品集や、家具に関する専門書、実用書も建築書の一つとして取り扱われています。

海外の建築家が多いため、洋書の割合が高いのですが、重点的に買取が行われています。
中でも有名建築家の家具の作品集は価値が高く、高値で買取されるので覚えておいて損はないと思います。


いかがでしたか。
ここまで建築書の種類と買い取り価格についてまとめてきました。
建築書をカテゴリーごとに分類し、過去の作品を振り返ったりしてみても面白いと思いますので、是非一度お持ちのものがあれば振り返ってみてください。


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