ミース・ファン・デル・ローエの家具デザインについて 建築家のコラム| 古本買取セシルライブラリ

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ミース・ファン・デル・ローエの家具デザインについて

■ ミース・ファン・デル・ローエの家具デザインについて

ミース・ファン・デル・ローエは、近代建築の三大巨匠の一人に数えられています。家具デザインで有名なミース・ファン・デル・ローエの功績を追ってみましょう。
 


 

□ミース・ファン・デル・ローエとは

 
ミース・ファン・デル・ローエは、1886年3月27日にドイツのアーヘンで生まれました。地元の職業訓練学校で製図工としての技術を習得し、1906年にブルーノ・パウルの事務所に入社。1907年に最初の建築を手がけました。その後、1908年から1912年まで建築家ペーター・ベーレンスの事務所に勤務したのち、1912年に独立しています。

ミースは、1929年のスペイン バルセロナ万国博覧会で、ドイツのパビリオンを建設しました。このパビリオンは鉄とガラスと大理石を使ったモダニズム建築です。ちなみに、このパビリオン用にミースがデザインしたバルセロナ・チェアという椅子は、現在でも高く評価されています。

ミースは当時勢力を誇っていたナチスの影響で1938年にアメリカに亡命すると、シカゴのアーマー大学建築学科の主任教授になりました。その後、アメリカでシーグラムビル、レイクショアドライブ・アパートメントなど、数々の高層ビルを建築して高い評価を得ています。三代巨匠の建築家の一人として1969年に亡くなるまでに様々な作品を残しています。

また、ミースは「Less is more.」(より少ないことは、より豊かなこと)や「God is in the detail」(神は細部に宿る)という言葉でも知られています。「Less is more.」は、まさに無駄な装飾を排したモダニズム建築の素晴らしさを、端的に語る言葉として今に伝えられています。


ミースの建築写真   


 

□代表的な作品

 
ミース・ファン・デル・ローエの最も有名な作品は、バルセロナ・パビリオンですが、それ以外にも構成に影響を与えたユニークな作品を残しております。
彼がアメリカに移住する前はバウハウスの最後の校長として務めていました。
教育者としても一流であったミースの作品は、建築よりもむしろ家具のほうが高い評価を受けています。その中でも特に洗練された椅子のデザインは評判がよく、現在でも多くの愛好家がいます。

*バルセロナ・チェア

ミースのデザインの中で一番有名なのがこの椅子です。バルセロナ万博の際に建物と一緒にデザインしたもので、当時は鉄のパイプを使った椅子が多かったのに、ミースはあえて板状のスチールを使って椅子を作りました。シンプルなデザインの中にも脚部の曲線にこだわるなど、妥協を許さないミースらしさがうかがえる作品です。

*MRチェア

1927年のワイゼンホフ展覧会で発表した、鉄パイプでできた椅子です。特徴は、座面を支える後脚がないことで、いわば前脚だけで全体を支える構造となっています。

シンプルという点では、これ以上シンプルな椅子はないでしょう。
建築力学のカンチレバーを応用したもので、これ以後このフォルムがミースの椅子を代表するものとなりました。

*ブルーノ・チェア

チェコのブルノ市にあるトゥーゲントハット邸は、世界遺産に登録されている家ですが、これもミースの代表的な建築物です。この家がブルノ市にあることから、この家のインテリア家具としてデザインされた椅子が、ブルーノ・チェアと呼ばれるようになりました。ブルーノ・チェアにはバルセロナ・チェアに使った板状のスチールが使用され、同時にMRチェアのカンチレバーも使われています。

つまり、ブルーノ・チェアは前作の2つの椅子の優れた面を、合わせて作られたものなのです。板状のスチールは一見弱そうに見えますが、力学的に問題ないことをミースは知っていました。これは、家具デザイナーであるとともに建築家でもあるミースでなければ、生み出せなかったかもしれません。

*チューブラー・アームチェア

前述の、トゥーゲントハット邸のためにミースがデザインした家具の中には、ブルーノ・チェアのように、カンチレバーを応用した椅子がもうひとつありました。外見はブルーノ・チェアに似ていますが、板状のスチールは使わずに、普通の鉄パイプを使っているのが特徴です。先に有名になったブルーノ・チェアのほうが注目を集めていますが、実際にはチューブラー・アームチェアのほうが軽くて扱いやすく、実用性に優れていると言われています。

ミース・ファン・デル・ローエの作品は、約100年も前に作られたものとは思えないほど斬新で、まったく古さを感じさせないものです。
ただ座るためだけの椅子なら、デザインにこだわる必要はないかもしれません。
つまり、優れたデザインは絶対に必要というわけではないのです。
しかし、優れたデザインは人々の生活を豊かにしてくれるものだということを、ミースのデザインした椅子が多くの人に教えてくれています。


ミースの家具   


 

□まとめ

 
ミース・ファン・デル・ローエは、近代建築の三大巨匠の一人と評されていますが、建築だけでなく家具デザインでもすぐれた作品を数多く残しています。「Less is more.」(より少ないことは、より豊かなこと)や「God is in the detail」(神は細部に宿る)は、ミースのデザイン哲学を表す言葉であり、建築や家具作品にも明確にそのコンセプトが表現されています。

ミースはインテリア家具の中でも特に椅子のデザインが優れていて、現在でも多くの愛好家がいます。特に建築力学のカンチレバーを応用したデザインは、家具デザイナーであるとともに建築家でもあるミースだからこそ、生み出せたものなのです。

 


 

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