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bunkamura35周年記念公演 鈴木優人&古楽器オーケストラ

bunkamura35周年記念公演
鈴木優人&古楽器オーケストラ
バッハ・コレギウム・ジャパン×千住博
モーツァルト作曲
オペラ「 魔笛 」 観劇

首席指揮者の鈴木優人率いる
世界的な古楽器オーケストラ
バッハ・コレギウム・ジャパンの
素敵で楽しい管弦楽演奏。

千住博氏の何層のドレープに
描かれた幻想的な絵画や
斬新な表現。

美しく心に強く迫る歌声は
素晴らしく
トロリと溶けそうな
まさにうっとりし続けた
3時間でした。

敷居が高いと思われそうな
オペラてすが
極上のエンターテイメント&
リラクゼーションと感じます。
 

ヤマザキマザック美術館で 開催中の

「レトロ・モダン・おしゃれ
杉浦非水の世界」展へ

日本のグラフィックデザインの
先駆者 杉浦非水
(1876年明治9年愛媛県松山市~
1965年昭和40年)
多摩美術大学の初代校長としても
知られています。

日本画家を志し松浦厳暉に師事。
東京美術学校日本画家選科に
入学し黒田清輝より洋画や
欧風図案を修学
またヨーロッパ留学によって
アール・デコをはじめとする
ヨーロッパ美術・デザインの
潮流に触れ図案家へ。

今回の展示会は
カルピスやヤマサ醤油、
東京地下鉄道(現東京メトロ)、
鉄道省(現JR)名古屋鉄道局などの
ポスター、
ジャパン・ツーリスト・ビューロー
(現JTB、日本交通公社)の
機関誌『ツーリスト』
たばこのパッケージなど
数々の名デザイン画や
1908(明治41)年の入社時から
1934(昭和9)年の退社まで
デザインを引き受けた三越の
ポスターや広報誌
『みつこしタイムス』『三越』

また、非水の旅行鞄や滞欧日記
滞欧期スケッチや
非水のポスター中の女性を
ほうふつとさせる
レセプション・ドレスや
シャネルのデイ・スーツなども
合わせて展示されています。

ポスターや書籍・雑誌の
デザイン、
広告・商標・パッケージデザイン、
写生を旨とした非水が丹精込めて制作した木版画集『非水百花譜』
など数多くの作品を分野別に展示

愛らしく美しい非水の作品は
やわらかでぬくもりが感じられます。
しかも どれも斬新で、
多くの、そして大きな影響を
与えたことでしょう。

2024年2月25日(日)まで開催です。

 

 

ヴィム・ヴェンダーズ監督 「 PARFECT DAYS 」鑑賞

トイレ清掃員 平山の生活
1日1日同じように物静かに過ごす毎日。

過去を思わせる
なんとも言えない表情や、
空や木々を見上げる顔
役所広司さんの絶妙な演技に感服し、
朝の光や木漏れ日
この映画の表す光と影、
多くの意味を持つ この光と影が
胸に迫ります。

毎日過ぎる時間の中で
生活の一つ一つを大切に過ごす。
とても美しく愛おしいと感じました。

どのシーンをとっても美しく
一つの作品のような素晴らしさ、
70、80年代の音楽も全ていい。

「BLEU MELODY ブルーメロディー」
GAINSBOURG__BIRKIN
TONY FRANK
2018年発行

1945年生まれ
フランスの写真家
トニー・フランク(Tony Frank)が
手掛けた写真集
彼がまだ20代の頃に
撮影しました作品集です。

セルジュ・ゲンズブール
1971年の名盤
histoire de melody nelsonの
ジャケットは今年7月に亡くなられた
ジェーン・バーキン。
セルジュと当時妻であった
ジェーンとの貴重なプライベート写真や
撮影時のネガなども収録され
人を惹きつける魅力たっぷりな
愛らしく可愛いジェーン・バーキンに
渋さ100点のセルジュ・ゲンズブール。
ジェーンのウィッグを被るお茶目なセルジュの姿も。

50年前のお洒落でかっこ好いが詰まった 素敵な一冊です。

 

 

豊田市美術館で開催されています 展覧会 「フランク・ロイド・ライト   世界を結ぶ建築」へ

アメリカ近代建築の巨匠
フランク・ロイド・ライト(1867-1959)
ル・コルビュジエ、
ミース・ファン・デル・ローエと共に
「近代建築の三大巨匠」と
呼ばれており、アメリカを中心に
数多くの建築作品を世に残しています。
中には世界遺産として登録されているものもあり、アメリカ以外で、
唯一 ここ日本にライトが築き上げた
建築が残されています。

「帝国ホテル」や
「自由学園明日館」
「ヨドコウ迎賓館
(旧山邑家住宅)
旧林愛作邸を手がけ
その個性豊かな幾何学模様の
デザインや
大草原に建つ家を意味する
「プレーリースタイル」
低い屋根、水平性を強調した
このスタイルは
後の建築家に大きな影響を与えた
そうです。

帝国ホテル二代目本館は
現在、愛知県犬山市の
博物館明治村に
一 部移築保存されており
訪れる度 その格好良さにうっとりした
ものです。

偉大なる巨匠
「フランク・ロイド・ライト
世界を結ぶ建築」展は
2023年12月24日までの開催です。

 

    

 

日本を代表する写真家 木村伊兵衛。

1954年と55年、そして60年に訪れたパリを写した写真集です。

パリでねらったのは庶民を撮ることと木村氏は言っております。
子どもたち、人々の営み、騎馬警察や町並み
パリのなんでもない日常が、やわらかで美しい一枚に。

優しく届くリュミエール、
ガヤガヤと街の音や人の声や笑い声までもが聞こえてくる
「 木村伊兵衛写真集 パリ 」

伊兵衛さんには なれませんが
ライカ片手に出掛けたくなります。

 

 

  

⾦⼭南ビル美術館棟 (旧名古屋ボストン美術館)で 開催されています

空間体感!動き出す浮世絵展 NAGOYAへ。

始まりは波や海中の
立体映像空間から、
時代を超えた浮世絵の作中に
自分が迷い込み
只々美しさに圧倒されっぱなし
葛飾北斎、歌川国芳、歌川広重、
喜多川歌麿、東洲斎写楽、
歌川国貞など
世界に名だたる浮世絵師の
300点以上の作品をもとに制作された
大迫力の立体映像でした。

居られるものなら一日中
作品の中に浸っていたい
そんな美と迫力の展示会でした。

 

    

 

蓼科の無藝荘へ

日本映画を代表する監督、
脚本家の小津安二郎。

無藝荘(むげいそう) は、
小津安二郎が晩年仕事場や
東京から訪れる映画関係者などの
接待の場として利用した別荘で
かや葺き屋根の建物です。

昭和28年に東京物語を撮り終え
翌年、初めて蓼科高原を訪れ
この地を大変気に入り
30年頃から没するまでの
七作品全てのシナリオが
この蓼科で書かれたそうです。

屋内では小津作品が上映され
囲炉裏には火が焚かれていて
炭で黒くなった天井や
色がついた障子
しみじみとした味わい風情があり、
時の濃さを感じました。

帰ってから観ました
「秋刀魚の味」(1962年)

自分の知らない頃の昭和
歳を重ねてから観る小津作品は
優しさ愛しさや寂しさなど
何とも言えない感情が
心の底へ静かに深く染み入り、
鑑賞後は 嗚呼 いいなぁ と、
20代の頃には感じられなかった
温かくやわらかな思いが込み上げました。

物語も俳優の方々も
一つ一つの絵も素晴らしく
本当にいい映画だったと
感じました。

岩下志麻さんがとても綺麗で
可愛らしいかったです。

 

     

 

3月14日

スティング「My Songs」
ジャパンツアー2023
日本ガイシホールでのライブへ

ご子息ジョン・サムナーによる
30分のオープニングアウト。
そして巨大なオーラに包まれた
レジェンドSTINGのライブ2時間
ポリスからの愛する楽曲の数々
そして御年71歳とは思えぬ
鍛えられた お体。
素晴らしい演奏に
セクシーな歌声
パワー溢れる最高に楽しいライブでした♪

 

 

 

劇団四季CATS

名古屋四季劇場にて
○十年ぶりのキャッツ観劇

力強く美しい歌声に踊り
猫ちゃん達のしなやかな
身のこなしにうっとり

溢れる高揚感
恍惚として観入りました。

いつ観ても素晴らしい劇団四季

今年は劇団四季ミュージカル
『キャッツ』日本上演
40周年記念の年です。

曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー
詞:T・S・エリオット
「Old Possum's Book of Practical Cats」より
演出:トレバー・ナン
振付:ジリアン・リン

 

 

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