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お友達から頂いた美味しい カステラからスタートしました 嬉し美味し楽しいとハッピー♪な 2025年1月。

卵と蜂蜜たっぷりのしっとりとした
カステラ、熱田神宮名物のきよめ餅、
この時期だけのガレットデロア、
鏡開きで作った おぜんざい。
そして今年も早く食べたかった好きな
和菓子屋さん不朽園のいちご大福。
美味しいは幸せです。

 

昨年末にご紹介しましたモーリス・メーテルリンク (Maurice Maeterlinck)の戯曲 『青い鳥』 『L’OISEAU BLEUル・ワゾ・ブル』

こちらは 、1908年9月30日に
ロシアの劇場モスクワ芸座で
初演された 劇文学
1911年3月2日にパリ レジャンステージで初めて上演された演劇の
フランス語戯曲と挿画の挿画本
No2950

挿画を担当したのはフランスの芸術家
アンドレ・エデュアール・マルティ(André E. Marty)
絵具をつけた形を切り抜いた
型紙(ステンシル)を使って
絵具を刷る版画技法、
ポショワール技法の
美しくなんとも愛らしい挿画。
挿画とともに物語の
目に見えていない世界を
広げ進めてくれるのが挿画本の
楽しく素晴らしい魅力です。

  

子供が保育園から幼稚園、 小学校低学年頃まで ほぼ毎日、眠る前ベッドで読み聞かせをしていました。

小学生の この季節この時期に
読んでいたのが
ベルギーの詩人、劇作家の
モーリス・メーテルリンクの『青い鳥』

クリスマスイブの晩に
青い鳥探しの旅に出る
ティルティルとミティル兄妹のお話です。

『青い鳥』童話劇の戯曲ですので
訳:江國香織、絵:宇野亜喜良の
新訳で読み聞かせ。
江國香織さんのゆったりとした訳に
独特な世界観の宇野亜喜良さんの絵が
とても魅力的です。

辛いことや悲しいこと、
怖く恐ろしいことや
理不尽なこともある この世界ですが
それ以上に愛と幸せが溢れていることに
私たち人が生まれてくる意味に
気付くことができるのです。

小さな方だけでなく大人も
いろいろな見方
いろいろな感じ方 捉え方のできる
『青い鳥』
クリスマスプレゼントにいかがでしょうか。

皆さまに、溢れるほどの愛と幸せを
良いクリスマスをお過ごしください

早いもので、もう11月です。 この連休は山へ。

1日は新月でしたので
晴れた日の夜空も楽しみに
出掛けました。

期待通り 3日は晴れ、
息が白くなる冷たい空気
澄んだ夜空
久しぶりに見る
零れ落ちそうな星に心が震え
美しすぎる自然に圧倒されました。

            

名古屋市美術館で開催中 MINGEI民藝 - 美は暮らしの中にある

民藝とは「民衆的工藝」の略語で
名も無き職人の手から生み出された
美術品に負けない美しさがある日常の
生活道具のこと。
1926(大正15)年に柳宗悦・
河井寛次郎・浜田庄司らによって
提唱された生活文化運動が民藝運動です。

柳宗悦が提唱しました民藝について
衣食住をテーマに紹介され
民藝品によるテーブルコーディネートが
演出されたモデルルーム展示や、
日本各地、海外諸国の陶磁器、織物、
染物、木漆工、絵画、金工、石工、
竹工、紙工、革工、硝子、彫刻品
一つ一つ丁寧に作られた作品(民藝品)はどれも美しく個性的で
魅力溢れる展示会でした。
日々 生活で使うモノたち
数は多く持たなくても、
上質な良い品物を大切に使えたら
いいなと感じています。

名古屋市美術館
〜2024年12月22日[日]
福岡市博物館
2025年2月8日[土]〜4月6日[日]

愛知県美術館で開催されています 『 相国寺展 』 ー 金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史

愛知県美術館で開催されています
『 相国寺展 』
ー 金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史

室町幕府第三代将軍足利義満によって
創建されました
臨済宗相国寺派の大本山、相国寺。
鹿苑寺(金閣)慈照寺(銀閣)の宝物は
相国寺(しょうこくじ)の境内にある
承天閣美術館に収蔵され
本展覧会は、承天閣美術館40 周年記念の開催です。

絶海中津や横川景三といった五山文学を
代表する禅僧や
室町幕府の御用絵師とされる
相国寺の画僧・如拙と周文
水墨画の雪舟。
狩野探幽、伊藤若冲、原在中、
そして円山応挙。
45件の国宝、重要文化財を含む
174作品が展示されています。
伊藤若冲・鹿苑寺大書院障壁画は
圧倒されるほど迫力があり
円山応挙・牡丹孔雀図は美しく
見入ってしまい、その場からしばらく
動けないほどでした。
何よりも驚いたのは、こんなにも
素晴らしい芸術家達を育て導いて
きたと言うこと。
前期後期入れ替えもあり、
ボリュームもある とても見応えある
素晴らしい展覧会でした。
会期は11月27日(水)までです。

松坂屋美術館で開催中の

「 出版160年記念
不思議の国のアリス展 」へ
今年4月より横浜、大阪に続き
最後の開催地・名古屋へ
来ました展覧会です。

イギリスの数学者チャールズ・ラトウィッジ・ドッドソン
筆名ルイス・キャロル作の
不思議の国のアリス
鏡の国のアリス

今 展覧会はイギリス
マクミラン社より
1865年ジョン・テニエル挿絵、
1871年の原画に色付けしたカラー版
1911年水彩画家ハリー・シェーカー
1921年~画家ジョンマクファーレン、
1995年女流画家ディス・ヴォリスの挿絵で出版された挿絵原画を
ルイス・キャロルのイラストと
合わせ比較展示してあり、
他にも手紙や貴重な書籍の
日本初展示となっています。

ノンセンス、ヘンテコでおかしく
想像をかきたてるお話に
これしかないと思わせる
テニエルの挿絵。
原画を元に彩色された作品は
画家たちの比較展示も面白く、
個性豊かな表現に見入ってしまいます。

また、美しく愛らしい登場人物や
動物たちが魅力的に描かれた
原画を見られるのはとても
贅沢な気持ちになりました。

松坂屋美術館で9月21日まで
開催です。

        

忙しなく時が過ぎ

忙しなく時が過ぎて
気づけばジリジリと
焼けるような暑い夏から
夕方には優しい風が通る頃に
なってきました。

慌ただしく過ぎてゆく毎日でも
家族や友人との食事や
お出かけなどの大切な時間や
部屋に花を飾ったり、
庭仕事は 暫くお休みでしたが
観葉植物のお手入れしたり

7月8月と毎週 通った信州で
美味しいお野菜や食べ物を
楽しんだり
自分なりの丁寧な日々を
心掛けていました。

嬉しい出会いもあり
素敵なご縁に心温まる
忙しい中でも心穏かに過ごせた
夏の日々、
これから来る秋に向け、
風や光、花木など季節の移ろいを
ようやく落ち着いた この頃に
ゆったりと感じています。

        

映画「ブルーピリオド」 へ書籍セレクトのご提案

映画「ブルーピリオド」の舞台セットの
お手伝いをさせていただきました。

「ブルーピリオド」は
一枚の絵画に出会い、
それをきっかけに難関美術大学を
目指し、奮闘努力する姿を描いた青春ストーリー

本当の自分でいること、見つけることはとても難しい。
好きなこと、やりたいことが見つけられるということの素晴らしさ
壁にぶつかり葛藤もあるけれど
それに向かい突き進める強い意志と情熱。

最難関の芸術大学受験に挑む
学生たちの厳しさや発想の豊かさなど、
美術の世界を楽しませてもらえました。

今回のご依頼にあたり、
貴作の登場人物や美術大学の教室に
相応しい書籍セレクションと
棚割りなどの提案をいたしました。

ご近所さんのお庭で実った ブラックベリーを たくさんいただきました。

ソースポットに盛りっと
大盛り一杯、その大盛りが
一日に採れる量で、
毎日この量が色づき収穫できるのだとか。素敵過ぎます。

いただいた全て煮詰めて漉して
ジャムにしました。
少しデザート用の
杏仁豆腐のソースと
スパイスを加えて夕食の
豚肉のソースにしました。
甘酸っぱいジャムやソースは
甘いデザートにも
コクのある豚肉のソテーにも
ピッタリでした。

飾れるようにと、まだ熟していない
ひと枝もいただきルン♪です。

      

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