月と六ペンス
サマセット・モーム(著)
金原瑞人(訳)
家庭を放棄し、
手を差し伸べる人まで傷つけ
ひどい仕打ちを与える
身勝手な男ストリックランド。
しかし、全てを捨て無一文で
若い頃からの夢に向かい
その事だけに情熱を注ぎ全うする
強靭な精神力は何か惹きつける
不思議な力があります。
人間臭い登場人物等も
個性が強く それぞれがいい。
ストーリーだけでなく、
語り手「わたし」を通してみる情景、
表現、会話がとても魅力的であり
サマセット・モーム作品を
全て読みたいと思わせる
実におもしろく好きな作品です。
こんなに寒い中、元気に咲く
可愛らしい冬の花達。
ダイニングテーブルの花は
お正月花。
もう少し頑張れそうかしら?
フランスの映画監督
ジャン=ジャック・べネックスが
13日 天に召されました。
「ディーバ」や「ベティ・ブルー」など知られていますが、
中でもベアトリス・ダール、ジャン・ユーグ・アングラード主演の映画
「ベティ・ブルー 愛と激情の日々」は
好きな映画の一つです。
まさに愛と激情の日々…
初めて観たのが10代後半だったかな、
こんなにも人を愛せるのかと心震え、
苦しいほどの切なさに涙したのを覚えています。
美しい映像に これしかないと言える
最高の音楽 (音楽はガブリエル・ヤレド)
私はラストのシーンが大好きです。
今日、1月14日は ルイス・キャロルの命日です。
ルイス・キャロルはイギリスの作家
詩人、数学者、写真家で、
よく知られています「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」の作者です。
児童小説 アリスのお話は
アニメや映画、演劇などでも
誰もが一度は見聞きした事があるでしょう。
ナンセンスな言葉遊び、不思議な世界は
楽しく心嬉しくなります。
この小説以上に興味深いのが
ルイス・キャロル本人です。
知れば知るほど もっと知りたくなる
人柄や感性。
数学者のキャロルは幼い弟妹や少女達に
多くの楽しいパズルや手紙を書き、
驚くようなお話を聞かせ、
当時は珍しい写真を撮ったりと
子ども達には夢のような時間を
過ごさせてくれます。
キャロルの生きた時代や
キャロル本人の世界が知れる
「キャロル イン ワンダーランド」
高橋康也(著)
キャロルの年のはなれた可愛いお友達
役者のアイザ・ボウマン著
「ルイス・キャロルの想い出」
アイザ・ボウマン(著)
河底尚吾(訳)
ガレット・デ・ロワ
フランスでは、1月6日の公現祭を
お祝いして食べるお菓子
ガレット・デ・ロワを
我が家は1日早くいただきます。
アーモンドクリームをパイ生地で包んで焼いたガレット・デ・ロワが大好き。
家族は夕食後のデザートに、
私は3時のおやつにいただきます。
濃いピンクのバラで華やかに♪
.
2022年を迎えました。
今年も宜しくお願い致します。
昨年は 家族とじっくりと
話す時間があり、
彼らの好きに向かう考え方や
行動力に改めて大きな刺激を
受けたり、
キラキラと頑張る友人達に
明るく素敵なパワーを
たくさん頂いた
良い一年になりました。
今年は皆にたっぷりの愛を
お返しできたら嬉しいです。
2022年皆様にとって素敵な年で
ありますように♪
.
.
Merry Christmas
🎄皆さま 良い一日をお過ごし下さい🎄
.
現代は煙突のない お家も多い。
サンタさんは壁をすり抜ける
能力を習得したんだって!
お母さんが言ってたよ。
そんなエスパーのようなサンタさんに
今年は会いたい。
クリスマス・イブ 家族でお祝いです。
庭のカイヅカイブキをリースにして
ユーカリ、バラと合わせて
クリスマスフラワーにしました。
簡単に作ったけれど、香りも良くて
大満足です。
恵那鶏と野菜の赤ワイン煮込み
パエリア
海老とオレンジのサラダ
お腹もいっぱい大満 ♪
.
.
今年も今日で仕事納め、 そしてクリスマス・イブ。
コロナ禍ではありますが、
振り返れば、
沢山のお客様、愛する皆に助けられた
良い一年だったと思います。
そんな一年の締めくくりに
ご紹介します本は
「イノック・アーデン」
英国の詩人、
アルフレッド・テスニンが
1864年に発表した物語詩です。
2006年、翻訳家・原田宗典氏が
日本語の朗読用に翻訳されたました。
読後は、苦しくなるほど
切ないけれど優しく温かで
熱く強く心に響く
愛する皆に届けたい作品です。
今年も一年ありがとうございました。
素敵なクリスマスと良きお年を♪