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甥っ子が好きだという

森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」読了。

大学生の私と彼女。
舞台となる京都で出会う可笑しな方々と
奇想天外な出来事が楽しすぎて
面白すぎてケラケラと笑い声まで
発してしまう。

ベストセラーでアニメ映画化、
舞台にまでされた作品なので読んでみたいと
思いながらも読まずじまいでした。
読まないなんて勿体無い。

いつも、読書のともは
コーヒーかハーブティーですが
偽電気ブランが無性に飲みたくなったのは
言うまでもありません。

甥っ子よ。ありがとう🎶

サマセット・モーム

月と六ペンスが
非常に面白かったので
短編集も読んでみました。

ジゴロとジゴレット
モーム傑作選
モーム短篇選 (上・下)

心理描写を主とした作品が多く
読後の感情の解放感
人間をこれほどまで興味深く
感じたものは今までにありません。

どの作品を読んでも
とにかく面白い
サマセット・モーム昨品です。

雲ひとつない青空に

キラキラと陽射し差し込む
木々が輝くお昼間に思う

梨木香歩(著)
「 西の魔女が死んだ 」

熟読し、一度 手放したけれど
また読みたくなり文庫を
購入したほど…。

今日のような昼下がりに
幾度もページめくりました。

ラベンダーの香り、鳥のさえずり
ゆったりとながれる西の魔女の住む
田舎で過ごす中での少女の心の成長。

小説も映画ともに好きです。

白猫亭 追憶の多い料理店」

宇野亜喜良

遠い過去の甘い思い出
美しく、艶やか
ロマンチックで
トロリと溶けそうな
甘美なひとときをとうぞ。
素敵なレシピとともに…。

神秘的でアンニュイ
大人な絵本をどうぞ ♡

〜Happy Valentine 〜

月と六ペンス

サマセット・モーム(著)
金原瑞人(訳)

家庭を放棄し、
手を差し伸べる人まで傷つけ
ひどい仕打ちを与える
身勝手な男ストリックランド。
しかし、全てを捨て無一文で
若い頃からの夢に向かい
その事だけに情熱を注ぎ全うする
強靭な精神力は何か惹きつける
不思議な力があります。
人間臭い登場人物等も
個性が強く それぞれがいい。

ストーリーだけでなく、
語り手「わたし」を通してみる情景、
表現、会話がとても魅力的であり
サマセット・モーム作品を
全て読みたいと思わせる
実におもしろく好きな作品です。

今日、1月14日は ルイス・キャロルの命日です。

ルイス・キャロルはイギリスの作家
詩人、数学者、写真家で、
よく知られています「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」の作者です。

児童小説 アリスのお話は
アニメや映画、演劇などでも
誰もが一度は見聞きした事があるでしょう。
ナンセンスな言葉遊び、不思議な世界は
楽しく心嬉しくなります。

この小説以上に興味深いのが
ルイス・キャロル本人です。
知れば知るほど もっと知りたくなる
人柄や感性。

数学者のキャロルは幼い弟妹や少女達に
多くの楽しいパズルや手紙を書き、
驚くようなお話を聞かせ、
当時は珍しい写真を撮ったりと
子ども達には夢のような時間を
過ごさせてくれます。

キャロルの生きた時代や
キャロル本人の世界が知れる
「キャロル イン ワンダーランド」
高橋康也(著)

キャロルの年のはなれた可愛いお友達
役者のアイザ・ボウマン著
「ルイス・キャロルの想い出」
アイザ・ボウマン(著)
河底尚吾(訳)

  

今年も今日で仕事納め、 そしてクリスマス・イブ。

コロナ禍ではありますが、
振り返れば、
沢山のお客様、愛する皆に助けられた
良い一年だったと思います。

そんな一年の締めくくりに
ご紹介します本は
「イノック・アーデン」
英国の詩人、
アルフレッド・テスニンが
1864年に発表した物語詩です。

2006年、翻訳家・原田宗典氏が
日本語の朗読用に翻訳されたました。

読後は、苦しくなるほど
切ないけれど優しく温かで
熱く強く心に響く
愛する皆に届けたい作品です。

今年も一年ありがとうございました。
素敵なクリスマスと良きお年を♪

12月も もう半分を過ぎようと しています。

年末に向け、また新年を迎える支度。
その前に来るクリスマスと
この時期、慌しい毎日を過ごして
いらっしゃる方は多いのでは…。

そんな忙しい中でも読みたい
青山美智子さんの小説。
ふんわり優しく、いい明日が待ってると
穏やかで前向きな気持ちになれる
物語です。

「 猫のお告げは樹の下で 」
「 鎌倉うずまき案内所」
「 木曜日にはココアを 」
「 月曜日の抹茶カフェ 」

あっ、こんなところで繋がった!という喜びや、
えっ、そうだったの?と驚きもあり
楽しく読めますよ。

 

明治大正の小説家、児童文学作家

小川未明の童話『 赤い蝋燭と人魚 』

暗く冷たい北の海に棲ながらも、
人情があり優しい人間に憧れる
人魚の母親と、その娘の人魚と
人間とのお話です。

人はこんなにも弱いものなのか、
苦しいほど切なく悲しいお話と
酒井駒子さんの美しく
憂いのある挿絵が
深く心に沁みてきます。

晩秋の冷たく澄んだ夜空の下
感傷に浸ってはいかがでしょうか。

 

マザー・グース(Mother Goose )とは

イギリスで子ども達のために
古くから口誦によって伝承された
童謡や歌謡で、遊び歌や数え歌、
早口ことばなどがあり、
子どもや草花、動物達が楽しく
歌になっています。

そんなマザーグースの歌から
イメージする素敵なお菓子のレシピを
宮川敏子先生指導で紹介されています。

訳詩の谷林真理子さんによる
マザーグースについての
コーナーもあり、
使われているイラストは
イギリスのヴィクトリア朝時代に
活躍した児童書の挿絵で知られる
画家のケイト・グリーナウェイ。

可愛らしくて、全てのお菓子
作りたくなります♪

宮川敏子(指導)
谷林真理子 (マザーグースの歌訳詩)
工藤正志 (写真)
大矢和子 (プロセスイラスト)
ケイト・グリーナウェイ (その他イラスト)

立風書房 1987年11月

 

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