東京都庭園美術館
会期:2016年9月22日(木)-12月25日(日)
フランスの現代美術家クリスチャン・ボルタンスキーの東京初となる個展。
ボルタンスキーは映像作品やパフォーマンス性の高い作品によって、歴史の中で濾過される記憶の蘇生、匿名の個人/集団の生と死を表現してきました。
本展では「声」による新作を含む日本未発表作品を中心に、インスタレーション6点を展示。
重ねられた歴史と往来した人々の記憶を宿す旧朝香宮邸の東京都庭園美術館ならではの空間と作品の対話が垣間見れます。
時間と空間と記憶が入り混じる、新しい感覚がこみあげてくる展覧会です。
●「Christian Boltanski」
著者名 :Lynn Gumpert
出版社名:Flammarion
発行年月:1994年
サイズ :192ページ 27×27×2cm
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「Salvador Dali The Catalogue Raisonne of Etchings and Mixed-Media
Prints, 1924-1980」
ハードカバー
テキスト:英語
彫刻や写真、古着、ろうそくの光など、多彩な素材と方法で
「生と死」の問題を語りかける、 フランスを代表する現代
アーティスト、クリスチャン・ポルタンスキーの作品集です。
立体/写真/光などによるインスタレーションが、モノクロ図版
約150点と、カラー図版約50点で掲載されています。
国立新美術館
会期:2016年9月14日(水)-12月12日(月)
シュルレアリスムを代表するスペインの画家、サルバドール・ダリの過去最大規模の回顧展です。
国内外の重要なダリ・コレクションから約200点の作品を展示。
油彩のほかドローイング、オブジェ、ジュエリー、書籍、映像など多岐に渡ります。
アメリカに進出し、大きな成功と人気を獲得したダリは、映画や演劇、ファッションなどの異分野へも積極的に参画します。
ウォルト・ディズニーやエルザ・スキャパレリとコラボレーションを行うなど、ジャーナリズムやメディアにも盛んに登場しました。
芸術と芸術家のあり方を変革したダリの多彩な世界を概観できる贅沢な展覧会です。
●「Salvador Dali カタログレゾネ」
出版社名:Prestel
発行年月:1994年
サイズ :262ページ 31×25×2.5cm
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「Salvador Dali The Catalogue Raisonne of Etchings and Mixed-Media
Prints, 1924-1980」
ハードカバー
テキスト:英語
シュルレアリスムの巨匠、サルヴァドール・ダリの、エッチング&
ミクストメディア・プリントのカタログレゾネです。
1924年から1980年までの作品図版が、1,052点掲載。
パナソニック 汐留ミュージアム
会期:2016年9月17日(土)-11月23日(水)
島根県立石見美術館収蔵のモード作品の数々を紹介する展覧会です。
世界的なデザイナー・森英恵を生んだ島根県石見地方に建つ同美術館は、国内屈指のモードコレクションを収蔵しています。
本展はポワレ、シャネル、ディオールなど、1900年から1960年代までのパリのオートクチュールを中心としたモードの歴史を概観。
またそれぞれの時代を代表するインテリア・スタイルも合わせて紹介しています。
人々のくらしに深く関わる衣服と生活空間の移ろいをじっくり堪能できる内容です。
●「洋書図録 Chanel シャネル展」
著者名 :Harold Koda,Andrew Bolton
出版社名:The Metropolitan Museum of Art
発行年月:2005年
サイズ :215ページ 31×25×2.5cm
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ハードカバー
テキスト:英語
2005年にニューヨーク・メトロポリタン美術館で開催された
シャネル展の際に発行された図録です。
ドレスを中心にスーツ、ジュエリー、バッグなど、1920年代
以後のファッションを、多数カラー掲載しています。
約2.5cmの厚さがある、厚みのある本となっています。
東京国立近代美術館
会期:2016年8月30日(火)-11月13日(日)
ルフは1980年代に巨大なカラー作品のパイオニアとして注目されました。
それ以降、建築,都市風景,ヌード,天体などさまざまなテーマの作品を展開してきました。
また、インターネット上を流通するデジタル画像からコレクションしている古写真まで、あらゆる写真イメージを素材に用いています。
新たな写真表現の可能性が垣間見え、写真というメディアの本質にせまる内容となっています。
●「Thomas Ruff Jpegs」
著者名 :Bennett Simpson
出版社名:Aperture
発行年月:2009年 初版
サイズ :132ページ 39×29×2cm
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ハードカバー
テキスト:英語
ベッヒャー派を代表する現代ドイツの写真家のひとり、トーマス・ルフ
の大型判写真集。
JPEG画像を拡大する事によって現れたドットで構成されたデジタル
カラーフォトが、多数掲載されています。
東京都写真美術館
会期:2016年9月3日(土)-11月13日(日)
東京都写真美術館のリニューアル記念として開催される、現代日本を代表する美術家、杉本博司の展覧会です。
「人類と文明の終焉」をテーマとし、3つのシリーズを展示。
<廃墟劇場>は廃墟と化したアメリカ各地の劇場で、作家自らスクリーンを張り直して映画を投影し、上映一本分の光量で長時間露光した作品。
<今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない>は自身の作品や蒐集した古美術、化石、書籍、歴史的資料等から構成されたインスタレーション。
<仏の海>は京都 蓮華王院本堂の千手観音を撮影した作品。
作家の世界観、歴史観に迫る充実した内容です。
●「Hiroshi Sugimoto Time Exposed」
著者名 :Thomas Kellein,Hiroshi Sugimoto
出版社名:Edition Hansjorg Mayer
発行年月:1995年 初版
サイズ :112ページ 25×31×1.5cm
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ハードカバー
テキスト:英語
1995年にスイス・バーゼルのクンストハレで開催
された展覧会の際に発行された写真集です。
ポートレートや全米各地の1920年-30年代に建てられた映画館、
ドライブイン・シアター、風景などのモノクロ・フォトが、多数
掲載されています。
ブリッツ・ギャラリー
会期:2016年 9月7日(水)- 10月13日(木)
欧米のアート写真シーンで活躍する写真家 トミオ・セイケ(清家冨夫)の展覧会です。
1981年に訪れたイングランドのリヴァプールを舞台とした作品を展示。
撮影されたのは厳しい経済状況のなかでも底抜けに明るいパンク姿の若者達。
彼らは一般市民社会から離脱して生きていることにプライドを持っていていました。
彼らの生きる姿勢はセイケの撮影姿勢にも影響を与えたそうです。
やがてセイケ作品の代名詞となるモノクロームの抽象美を予感させる作品が多数展示されています。
●「Glynde Forge」
出版社名:Hamiltons, London
発行年月:2006年 初版
サイズ :56ページ 25×30cm
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ソフトカバー
テキスト:英語
清家冨夫の、ロンドンのギャラリーで開催された
展覧会の際に発行された写真集。
濃いモノクロームのアートフォトが、22点掲載されています。
限定750部発行。
豊田市美術館
会期:2016年7月15日(金)-9月25日(日)
名古屋出身で90年代以降の絵画を代表する重要な画家のひとり、杉戸洋。
本展は新作を含めて彼の活動を回顧的に紹介する東海地域初の個展です。
淡いパステル色で描かれる、家や車、木、星空など柔らかなもの。
そして水平線や三角形、矩形などの幾何学を重ねた多層的な構図。
絵本で出会うような詩情と建築的な幾何学が融合した絵画は、見る者の想像力を飛躍させてくれます。
スパイダース(建築家・青木淳、大石雅之)とコラボレーションした展示も見逃せません。
●「April Song」
出版社名:フォイル
発行年月:2007年12月 初版
サイズ :192ページ 18×15cm
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ハードカバー
杉戸洋をとりまくパーツが溢れんばかりに盛り込まれた、宝
箱のような作品集。幼い頃の淡い思い出、愛用の絵筆、光に
包まれた制作スタジオ、静寂な風景、大切な小物たち。世界
にたったひとつのアーティスト・ブック。
CCGA現代グラフィックアートセンター
会期:2016年6月11日(土)-9月11日(日)
現代日本銅版画界をリードする中林忠良の展覧会。
初期から現在までの代表作を展示しています。
静謐ながらも強い引力をもつ中林の銅版画。
枯草や小石など身近な素材を転写の手法で即物的に画面に定着させた〈Position〉シリーズと、銅版画というメディアの本質に迫った〈転位〉シリーズといった代表作を観覧することができます。
哲学的な中林の世界にじっくり触れる機会となっています。。
●「中林忠良銅版画」
出版社名:阿部出版
発行年月:1992年11月
サイズ :207ページ 28*23c
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日本の近代銅版画の正統を継ぐ作家として高く評価され、
国際舞台でも数々の賞を受賞する版画家、中林忠良の
銅版画、腐蝕銅版画作品370点掲載。
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刈谷市美術館
会期:2016年7月23日(土)-9月4日(日)
ユーモア溢れるナンセンスな作品で日本の絵本に新風を吹き込んだ長新太(1927-2005)の、没後10年をうけて開かれる展覧会。
長が手掛けた絵本や児童書の原画のほか、漫画やイラストレーションなど約250点の作品が集められました。
「イマジネーション」「センスとナンセンス」という2つのキーワードで構成された本展から、奇想天外な発想を生み出す長の脳内を覗きみることができます。
●「長新太 絵本 5冊セット」
・「キャベツくん」
著者名 :長新太
出版社名:文研出版
発行年月:1991年1月
サイズ :28×22cm
定価 :1030円(税込み)
・「ブタヤマさんたらブタヤマさん」
著者名 :長新太
出版社名:文研出版
発行年月:1990年8月
サイズ :28ページ 26×21cm
定価 :1010円(税込み)---絶版
・「キャベツくんとブタヤマさん」
著者名 :長新太
出版社名:文研出版
発行年月:1990年11月
サイズ :26×21cm
定価 :1010円(税込み)
・「キャベツくんのにちようび」
著者名 :長新太
出版社名:文研出版
発行年月:1992年5月
サイズ :26×21cm
定価 :1100円(税込み)
・「おつきさんのき」
著者名 :長新太
出版社名:教育画劇
発行年月:1990年6月
サイズ :31ページ 24×21cm
定価 :1000円(税込み)
DIC川村記念美術館
会期:2016年4月23日(土)-8月28日(日)
アメリカ抽象表現主義のみならず20世紀を代表するアーティスト、サイ・トゥオンブリー(1928-2011)の写真制作にフォーカスをあてた展覧会です。
トゥオンブリーは20代のはじめから写真制作をはじめ、ピンホール・カメラに熱中しました。
その後も画業のかたわらポラロイドで撮影を続けます。
撮影されたのは制作途中の絵や画材が散るアトリエ、テーブルに置かれたキャベツや朽ちてゆく花など作家にとっての日常風景ながら、写真の中の像は色と形が混ざり合い、実態が曖昧になることで、私たちの視覚をより自由に解放してくれます。
トゥオンブリーの作品を読み解く核のようなものが写真を介して感じ取れる体験です。
●「Cy Twombly Bilder Paintings 1952-1976 Volume 1」
著者名 :Heiner Bastian
出版社名:Propylaen Verlag
発行年月:1978年
サイズ :30×27×2.5cmm
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ハードカバー
テキスト:ドイツ語
1952年から1976年までのアブストラクト・ペインティングが、
98点カラー掲載されています。
ページ数の記載はありませんが約2.5cmの厚さがあります。